1日5分!育児のイライラを根本解消するたった1つの方法

 

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「育児がつらい」と感じるあなたへ

どんなに可愛くても「育児がつらい」「イライラ する」と感じる時、ありますよね。

わが子がかわいいと思えない時、ありますよね。

泣いている子を前に、髪の毛を搔きむしって

自分も泣いたことのある母さんへ。

しんどいのは当たり前とあきらめていませんか?

しんどいのは私が母親として失格だからと自分を責めていませんか?

いいえ。「育児がつらい」のは、あなたのせいではありません。

妊娠したり、出産すると、

ほかの人はあなたを「母親」と見なします。

けれど、

妊娠・出産したからと言って、

その日から、

あなたの心も体も赤ちゃんを育てる機能を

直ちに備えるわけではありません。

心身共にじわじわと、ゆっくり変化し、

成長していくのです。

これは、科学的にも明らかなことです。

 

私、なかむらあけみは、長男に対して心の壁がありました。

大事に大事に育てていましたが、

「食べちゃいたいほどかわいい」

「目に入れても痛くないほど…」

という感覚が分かりませんでした。

確かにかわいい。でも、何かどこかに冷めた自分がいるのです。

触れられるのもイヤだった時期は、自分を責めることもありました。

「わが子がかわいいと思えない時がある」

「育児がつらい」

そんな気持になるあなたへ。

今のわたしならこう断言できます。

「それは、あなた自身のせいではありません。

もしかしたら、ある方法で、解消できるかもしれません」

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「育児がつらい」を解消する”素”、

「子どもをかわいい」と感じる”素”は

愛情ホルモン「オキシトシン」

一般的に言われる「母性本能」は父系社会の幻想です。

けれど、実は体の中には「母性的」な精神状態を作り出すホルモンがあります。

それが愛情ホルモン「オキシトシン」です。

一般的にはNHKスペシャル「ママたちが非常事態!?~最新科学で迫るニッポンの子育て」

(2016年1月放送)で知られるようになりました。

オキシトシンは陣痛や母乳に関係するホルモンとして発見・研究されてきましたが、

実は、親子の関係、親の育児行動に、大きな大きな影響を与えています。

この20年ほどで再注目され、世界中で研究が進められています。

例えば、有名なのは、プレーリーハタネズミの実験です。

プレーリーハタネズミは、子どもの世話に熱心な性質を持っています。

けれど、オキシトシンを分泌できなくすると、

いくらプレーリーハタネズミでも、

母ネズミは、わが子の育児を放棄してしまうのです。

オキシトシンと育児行動の関係は、ヒトでも様々な研究が行われています。

オキシトシンの分泌量や感受性によって、

ヒトの育児行動も変化することも、分かっています。

 

そうです。

もしかして、

あなたが「育児がつらい」と感じる原因の一つは、

オキシトシンかもしれません。

オキシトシンの分泌状況や、

あなたの体のオキシトシンに対する感受性が

あなたの心のお子さんへの気持ちに影響しているかもしれません。

 

同じような環境でも育児ストレスがない/あってもすぐに解消できる人というのは、

オキシトシンがもともと十分に分泌されている大変幸運な人とも言えるでしょう。

 

このオキシトシンの分泌量や感受性は、

遺伝的なものに加え、

あなたの幼少期の環境や、あなたの生活習慣などに大きく影響を受けています。

オキシトシンで育児のイライラを解消?

わたしは実は、長男を産んですぐから

「食べてしまいたいくらいかわいい」という感覚が分からず、

誰にも相談できずに悩んでいました。

一時期は、長男が手をつないできても、

その手を振り払いたい気持ちと戦うので一生懸命でした。

 

科学ジャーナリストとして一人の母として様々な文献に当たるうち、

オキシトシンのキーワードに気づいたのが2013年ごろです。

「もしかして、

オキシトシンを分泌させれば、私の長男への気持ちは変わるかもしれない」

藁をもすがる気持ちで、

実際に長男とオキシトシン分泌を意識した生活を心掛けたところ、

1週間、2週間…しだいに長男への苛立ちがどんどん減っていくのが分かりました。

毎朝、長男に対して声が枯れるほどガミガミ怒っていたのが、

2か月後には、ほとんど怒らなくなったのです。

わずか半年の実行で「食べたいくらい可愛い」へと気持ちが切り替わりました。

気づいたら、私の体調までよくなっていました。

長男も、次第に自分から進んで動くようになりました。

そうした体験と科学的知識から生まれたのが、

なかむらの「あなたの育児がラクになる3Step育児レシピ」です。

それが

➀さわる・みつめる

➁ねる・たべる

➂お産をふりかえる

 

特に大事なのが➀「さわる・みつめる」です。

では、なかむらが実際には何をしたのか?見ていきましょう。

「子どもがかわいい」という気持ちを生むのは

あなたの肌と子どもの肌

オキシトシン研究の第一人者である

シャスティン・ウヴネース・モベリ博士によると、

オキシトシン分泌にもっとも効果的なスキンシップの方法は、

体の前面をゆっくり優しくなでること。

マウスで実験すると、マウスは気持ちよさのあまり、

痛さを感じなくなるのだとか。

 

<1日5分で育児ストレス解消マッサージ>
➀さわる
寝かしつけなどゆっくり子どもと過ごせる時間に
子どもの胸から腹にかけて5分ほど、
上下にあなたの手を動かします。
肌が直接触れ合う方が効果的です。
ゆっくり動かして200回ほど.
これで5分になります。

➁ねる
※同時にオキシトシンを分泌しやすいよう、
早寝早起きなどを心がけると効果アップします。

 

もしよかったら、1日5分、このマッサージをやってみてください。

1か月2か月と続けていくうちに、

もしかしたら、あなたの中で、何か変わるかもしれません。

すぐに効果が表れる人もいれば、何か月もかかる人もいるかもしれません。

でも、確実なことがひとつだけあります。

このマッサージをしてもらっている子どもたちは、

とても気持ちよく感じているということ。

あなたの中で変化が起こるよりも先に、

あなたのお子さんに大きな変化が出てくるでしょう。

 

なぜって多くの子どもたちは、

お母さんからのやさしいマッサージが大好きだからです。

 

さぁ、あなたも一緒にオキシトシンを利用して

心身のメカニズムを「母親」として発展させませんか?

「育児がつらい/しんどい」から「育児、楽しい?」へと

気持を変えていきましょう。

 

※オキシトシンのケアや育児情報について、

ブログで情報発信しております。よろしければご覧ください。

なかむらのバックグラウンドや、

「子どもが可愛いと思えない」と悩んだ時期の話などについては

こちらの記事をご覧ください。

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