自己紹介

プロフィール

なかむら あけみ

ジャーナリスト

一橋大学法学部卒業(国際関係課程)。
全国紙(読売新聞)に記者として10年勤め、2009年からフリー。
2015年1月、独学で保育士試験に合格。
長男、次男、長女、3男の4人の子育て中。

日本科学技術ジャーナリスト会議会員。
兵庫県西宮市幼児期の教育・保育審議会委員(2012年7月-2013年7月)
徳島県少子化対策県民会議委員(2013年7月-現在、2期目)

「ミクロの平和(家庭の平和)が、マクロの平和の第一歩」がモットー。

メディア

寄稿

毎日新聞徳島版 エッセイのリレー連載を担当(2016/04〜)

出版

共著に「これでわかる!医療のしくみ」(中公新書ラクレ)他。

ラジオ

FMびざん79.1「はぐくむたまご」にて【徳島の子育てリアル~現役ママの座談会~】出演(2016/07)
FMびざん79.1「BBCafe」ゲスト(2016/05)

講演

NPO法人「チルドリン」開催 ママまつりにてトークショー(2016/06)

徳島県・国交付金事業「夫婦のパートナーシップセミナー」講師(2016/11)等

科学ジャーナリストとしての経験

日本では希少な、科学と一般社会を橋渡しする「科学ジャーナリスト」「科学コミュニケーター」。

新聞記者時代、文系ながら各大学の医学部をはじめ、理系研究機関の取材も行う。
最初の医療取材の特報は偶然にも「オキシトシンが短期記憶をアップさせることを岡山大医学部チームが世界で初めて確認」というニュースだった。広島総局では放射線の健康影響も詳しく取材。2006年からは大阪本社科学部にて、医療、宇宙、原子力、ノーベル賞などを担当。

平和報道ジャーナリストとしての経験

「戦争・紛争の現場を知りたい」という思いで、学生時代は中東を3度訪問。エルサレムでは滞在先からすぐの場所でテロが発生し、12人が殺された爆音を聞く。
新聞社入社後もプライベートで停戦から1年後のコソヴォ、世界最貧国のシエラレオネ等を取材。
仕事では長年、戦争・平和報道にこだわり続け、ヒロシマなどで歴史に埋もれた事実を発掘。調査取材にも強い。

4児の母としての経験

34歳で長男を出産した際、科学に基づかないのに定番化している育児書や、科学の仮面をかぶった脳科学育児をはじめ、玉石混交の情報に混乱。情報のプロとしての自負が打ち砕かれる。

以後「真に子育てに必要な情報」を追い求めて、学会等も取材。育児情報のメディアリテラシー等について講演も行う。
兵庫県西宮市の子育て情報紙(3000部発行)に5年間連載を続けるエッセイは、西宮のママに根強い人気。

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このブログで伝えたいこと

かわいいわが子のはずなのに、なぜかかわいく思えない。そんなお母さんはいませんか?

実は私がその一人でした。

私が長男を産んだのは
数年前のある晴れた朝でした。

小さな小さな指、赤い顔。
かわいい…と思うべきなのに、
どこか冷めた自分がいました。

産後すぐから
「食べちゃいたいくらい、かわいい」と
素直に言えるママもいるでしょう。

けれど、
私はその感覚が全く分かりませんでした。

その後も、
愛情いっぱいに育てたつもりではありますが
その冷たい感覚はずっと続きました。

その答えが、最近、
なんとなくわかってきたのです。

原因は、ホルモン「オキシトシン」ではないかと。

オキシトシンは母性ホルモンとも呼ばれ、
母乳を出す働きを担うことで有名です。

また、痛みを和らげたり、不安を取り除いたり、
人を信用しやすくしたり、成長を促したり…といった
とても平和的な働きを促すホルモンです。

そして最も大事な働きがあります。

子どもへの愛着を産み、育てるという仕事です。

オキシトシンは、親子のスキンシップを通じて、
よりいっそう、分泌が促進され、
一度促進されると、
どんどんと分泌されやすくなるという仕組みを持っています。

スキンシップなどを通じて分泌が促され、
母子の愛着関係が生まれやすくなっていきます。

それが
「食べたいくらいに可愛い」へ
発展していくのでしょう。

この愛着関係を育てやすいのが、
産後すぐのいわゆる「カンガルーケア(KC)」。
KCは本来、低体重児などに向けて行うケアのことを指します。

いわゆる「正常児」に対するケアは、
正確には「早期皮膚接触(STS)」と呼ばれ、
母乳育児や虐待防止に効果があるとして、
約7割の分娩施設で実施されています。

私ももちろんSTSに始まり、
ベビーマッサージなど、スキンシップはしているつもりでした。
しかしよくよく考えてみると、
私はオキシトシンを分泌しにくい体だったようです。

仕事に明け暮れた独身時代

なぜなら、私の産前の生活は
オキシトシン分泌とは程遠いものでした。
男ばかりの社会で昼夜問わず働き、
職場でコンビニ弁当を食べ、
帰宅は午前1時、2時というのが当たり前でした。

もしかしたら、それが後を引いていたのかもしれません。
オキシトシンの分泌量は、
その人がもともと遺伝的にもっている量のほか、
子ども時代にどれくらいスキンシップを受けたか、
規則正しい生活を送っていたかなどにも
影響されるようです。

しかし、長男を育て、
スキンシップを図り、規則正しい生活を送るうち、
私もそれなりにオキシトシンの分泌量が増えたのでしょう。
次男との関係は、
最初から「食べちゃいたいくらいかわいい」でした。

ホルモンという視点で、長男との関係を根本的に改善しよう。
そう一念発起しました。

オキシトシンを意識してみたら

私は、実験を始めました。

オキシトシン研究の第一人者である
シャスティン・ウヴネース・モベリ博士によると、

オキシトシン分泌にもっとも効果的なスキンシップの方法は、体の全面をゆっくり優しくなでること。

マウスで実験すると、
マウスは気持ちよさのあまり、痛さを感じなくなるのだとか。

オキシトシンマッサージの方法

寝かしつけの際、
子供の胸から腹にかけて5分以上、
ゆっくり触ります。

※オキシトシンの分泌量は、
スキンシップを始めてから5~10分で
ピークに達するそうです。

これを続けて1週間、2週間…
しだいに長男への苛立ちが
どんどん減っていくのが分かりました。

毎朝、長男に対して声が枯れるほどガミガミ怒っていたのが、
2か月後には、ほとんど怒らなくなったのです。
私の体調までよくなりました。

「我が子がかわいくない」と思っているお母さん。

それはあなたの心のせいではないかもしれません。

わらをもつかむ思いなら、
だまされたと思って、このマッサージをやってみてください。
お約束はできませんが、続けていくうちに、
もしかしたら、あなたの中で、何か変わるかもしれません。

すぐに効果が表れる人もいれば、
何か月もかかる人もいるかもしれません。

でも、確実なことは、
このマッサージをしてもらっている子どもたちは、
とても気持ちよく感じているということ。

あなたの中で変化が起こるよりも先に、
子どもが落ち着いてくるかもしれません。

オキシトシンのケアや育児情報について、
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