ベビーカーって選び方が分かりませんよね。
A型?B型?バギータイプ?何がメリットでデメリットは何?
型も商品も、たくさんありすぎて訳が分かりません。
さて。このサイトを運営する筆者は4人の母。
計8年、赤ちゃんを育て続ける中で、色々なベビーカーを見聞きし、使い倒してきました。
軽量国産A型、イギリス製大型バギー、マキシコシのトラベルシステム…。
「どんなベビーカーがおすすめ?」よく聞かれますが、
ワンオペ育児の多い令和の今、お勧めするのは断然、トラベルシステムです。
ベビーカー「トラベルシステム」を使うべき家庭の条件とは
ここでは、メリットもデメリットも、使用前は判断しにくいトラベルシステムについて、お伝えします。
トラベルシステムは、人によって「買ってよかった!」と「買うんじゃなかった!」に大きく分かれるからです。
どんな場合、どんな人が「買ってよかった!」となるのでしょうか?考えてみました。
結論から言えば、絶対にワンオペ育児の人は、トラベルシステムがおススメです!
ベビーカー選び 重視したいのは値段でなく、ライフスタイル
ベビーカー選びに何を重視するか?
一番考えるべきは、あなたの「ライフスタイル」。
車に乗る?
ワンオペ育児?それともパートナーが育児の半分以上を担ってる?
マンション暮らし?戸建て?
お散歩にたくさん行く?
あなたの腰は丈夫?
何歳まで乗せたい?
安全性は?
車庫から玄関まで階段が5段以上ある戸建てで、実家などの支援を得られやすい人、または産後数か月で復帰という育休が短めの方には電車移動もラクな「軽量A型、B型」をお勧めします。
特にワンオペ育児+マンション生活の方には、2~3万円、予算オーバーしても、断然トラベルシステムをお勧めします。
ベビーカー トラベルシステムは住環境によってメリットとデメリットの差が大きい
奮発して買ったものの役に立たなかった…という意見も少なからずあるトラベルシステム。
一方で、「とっても良かった!」という意見も多いのも確か。
「よかった!」という意見が多いからこそ、この数年間でどんどん普及が進んでいます。
両者の感想、何が違うのでしょうか?
それは利用者のライフスタイルの違いからくるものではないでしょうか。
まず、一般的に言われるトラベルシステムのデメリットについて考えてみましょう。
一般的に言われる「トラベルシステム」のデメリット
- 赤ちゃんを入れたままチャイルドシートを運ぶのは重い。
- 「新生児~1歳までしか使えない」のでももったいない
- 思ったより車の移動がないので使わなかった。
1,トラベルシステムをベビーキャリーとして使うのは、産後の腰には重い=戸建ての人にはつらい
産後の腰は、はっきり言って重いものを持てません。
新生児期で言えば赤ちゃん3キロ+チャイルドシート3キロ前後=計6キロ。
この重さは、グラグラ安定しない骨盤を持つ産後の女性には、キツイです。
だから「ベビーキャリーとして楽々使える!」なんてことはありません。
「よっこらしょ、どっこいしょ」といった感じでしょうか。
ただ、車→ベビーカーへの移動の一瞬だけであれば、それほど気になる重さではありません。
戸建ての方は「車🔃自宅」へと少なくとも何メートルかはベビーキャリーとして運ぶ必要がありますね(でも、車庫から玄関までバリアフリー設計なら安心です!)。
毎日のことですから、この数メートル間、重いものを運ぶという時間があるために「出かけるのが億劫」となってしまいます。
だから、戸建てに住んでいて、体がそれほど丈夫だという自信のない方には、お勧めできません。
一方で、戸建てだけれど、毎回の赤ちゃんの移動にはパートナーやほかの家族が主に行うという状態であれば、トラベルシステムは便利でしょう。
男性には産後の腰痛もないですから、さほど重くはありませんからね。
逆にいえば、エレベーター付きのマンションにお住まいの方は、トラベルシステムはとってもお勧めです。
「新生児~1歳までしか使えない」のでももったいない だけどその便利さはワンオペ育児を補う
毎日、パートナーが子どもの面倒を一から十まで見ている、赤ちゃんを連れた車での移動もパートナーがメインでやる、というライフスタイルなら、トラベルシステムは不要でしょう。
でも、ワンオペ状態の時間が多いなら、トラベルシステムはパートナーの変わりに、育児のストレスを軽くしてくれると思います。
「1人時間が欲しい…一人でお洒落なカフェに入りたい」
そんな願いって結構切実です。
トラベルシステムなら、赤ちゃんのお昼寝時間に合わせて車に乗せて、目的のおしゃれカフェで傍らに赤ちゃんを寝かせながら、1人優雅にカフェタイムを味わうこともできます。
「1人時間」を確保できる安心感。
それは、産後のメンタルヘルスに良い影響を与えます。
産後は、人生で最も体と心への負担が大きい期間の一つです。
ある意味、「内臓破裂で重症、全治2か月で安静状態」が産褥期。産後3か月以降も、体は十分に動きません。
おまけに産後数か月は赤ちゃんの夜泣き対応などで連続3時間以上の睡眠はあまり期待できません。睡眠不足は必至です。
ベビーカー次第で1年間、
外出が億劫でなくなるなら。
お散歩が楽しくなるなら。
腰が楽だと感じるなら。
育児が楽しいと感じられるなら。
あなたの体調、心理は、産後の夫婦関係にも影響しますよね。
そしてその産後の夫婦関係は、はっきり言って10年後にも20年後にも大きな影響を与えるのです。
「自分が楽、は家族の楽」につながります。
2人目育児だから買わない方がいい?いえ、2人目で車移動が多い人は買った方がいい
2人目の育児は1人目育児よりも大変です。
なぜって上のお子さんがまだ1~3歳くらいの間に駐車場で二人分のチャイルドシートをつけさせるというのは非常に手間がかかるからです。
しかも、上のお子さんがイヤイヤ期でちょこちょこ動いてしまうのなら、危険もあります。
トラベルシステムならあらかじめベルトを装着した赤ちゃんを、「よいしょ」とシートごと車に乗せてワンタッチで接続するだけでOK。
チャイルドシートをスタンバイするのはISO-FIXシステム(※)で「かぱっ」と一瞬ですみます。
(※チャイルドシートの固定を、従来のシートベルトではなく、シートにあらかじめ設置しておいた基盤にワンタッチで接続させるシステム。近年製造されている車には設置可能ですが、ご自身の車が設置可能かは念のため調べておいた方が良いでしょう。製品によっては安全に設置されていなければ、アラームが鳴って教えてくれたりします)
車の移動がないなら、買わなくてもいいかも
車の移動が多い方には、トラベルシステムは出番が多いでしょう。
だけど、車を持っていない、または持っていてもほとんど乗らない方には、いい出費とは言えないかもしれません。
運転するのは夫ばかりで自分はしない=自分一人の時にトラベルシステムは使わないという場合は、費用対効果はそれほどでもないでしょう。
だけど夫婦で外食が多くて、赤ちゃんがいても二人で一緒にお店でゆっくり食事したいという方は、ぜひおすすめしますよ。
一緒に赤ちゃんとゆったり食事ができます。
車の移動が多いと言うことは、赤ちゃんが車の中で寝てしまう可能性が高い
新生児期から生後数か月の赤ちゃんは、移動中の車の中で寝てしまうことが多いです。
寝てしまった赤ちゃん。チャイルドシートから抱っこで降ろして寝室へつれて行っても、たいてい起きてしまいます。
そして、また寝かしつけが大変…!
しかも、車に乗って移動する時間が日によってまちまちだと、赤ちゃんの生活リズムも毎日変わってきてしまいます。
睡眠リズムの確立は一生を左右するくらい非常に大事です。
赤ちゃんの才能をめいっぱい伸ばせるかどうか関わってくるのです。
赤ちゃんの生活リズムを守るというシンプル育児研究所的観点からもトラベルシステムはお勧めです。
「エレベーター付マンション暮らし、ワンオペ多い、車での移動多い」人なら間違いなくトラベルシステム
マンション住まいならトラベルシステム チャイルドシートを持ち上げる時間は一瞬
駐車場→マンションの部屋までフラットなら、
ベビーキャリーを「うんとこしょ」と持ち運ぶ時間は一瞬。
つまり、「①重い」というデメリットは苦になりません。
1年しか使わないけど、ワンオペ育児なら、トラベルシステムは家事支援サービス以上に大助かり
「②短期間しか使わないのに値段が高い」。
例えば普通は3万円くらいするベビーカーを購入するとします。
10万円のトラベルシステムを買うとすると、7万円も高いですよね。
差額7万円。
実は1時間3500円の家事支援サービス20時間分と等価です。
週2回2時間依頼するとしても2か月半。
その分をトラベルシステムに投資すると考えてみてはどうでしょう。
赤ちゃんのお昼寝時間に合わせて外出すると、1年中、1人時間のカフェも好きな日に確保できるでしょう。
カフェでゆっくりお茶する時間が確保されているという安心感があるだけでも、ワンオペ育児中の人にとっては、かなりの精神安定剤になります。
なかむらも、よく一人で、トラベルシステムで赤子を連れてカフェで1人時間を堪能しました。育児に疲れると、いきつけのカフェでゆっくりすることで自分を取り戻していました。
もちろん、夫婦でも食事に行きましたよ。生後2~3か月は赤ちゃんもよく眠ります。お店のOKさえもらえば、赤ちゃん熟睡時間に合わせてのランチなら、おしゃれなレストランでもゆっくり安心して食事を楽しめます。
トラベルシステム 専用ベースは必ず買おう
トラベルシステムをネット購入するときにややこしいのが、「全部セット」でなかなか売っていないところ。
ベビーカー+カーシートのセットだけでなく、
「専用ベース」も必ず購入しましょう。
カーシートは車のシートベルトでも固定できますが、いちいちシートベルトを使って固定するのは非常に面倒。
トラベルシステム本来の「手間がない」という魅力が半減してしまいます。
さぁ、トラベルシステムを比較しよう
10年前は非常に高価なマキシコシくらいしか販売していませんでした。
トラベルシステムはある意味、お金をかけられるご家庭の象徴の一つでもありました。
今は安価なものがたくさん出ているのでうらやましい!
デザインも値段も様々!だけど使用感は少しずつ違いますね。
何を基準にして選べばいいのでしょう?
人気のベビーカートラベルシステムを、4人の子を育て、トラベルシステムを使用した経験から考えました。
トラベルシステムの選び方
選ぶ課題のナンバーワンは、もちろん「安全性」。
そして「お値段」はとってもだいじですね。
対面か?荷物はどれくらい載せられる?
ベビーカーが産後1年後のライフスタイルに合っているか?
3歳ごろまで使えるか?という点も重要になってきます。
そして、やっぱり大事なのは「デザイン」。
だってずっと使うんですもの。素敵なデザインがいいじゃありませんか。
ここでは、買い物する目にはかなり厳しい、なかむらお勧めのトラベルシステムを比較していきましょう。
育休中、道路でのお散歩が多い人にお勧め Aprica アップリカ 3輪ハイシートベビーカー スムーヴ トラベルシステム
+
+
★メリット★
・高さ58㎝のハイシート。トラベルシステムとして使う場合は65㎝!(道路からの埃、反射熱から赤ちゃんを守ってくれて安心)
・荷物がたくさん乗っけられる(通常18キロ。後輪を上げた状態だと最大30リットルも。買い物時などにとっても助かる!)
・タイヤの振動が少なくてスムーズな上に、メンテナンスフリー(パンクしないけど、振動も吸収してくれる←出先でパンクされると本当につらいので、これは助かる)
・ベビーカーは折りたたむと自立する
・ベビーカーはフルフラットになる(1歳以降もベビーカーにのっている途中でお昼寝してしまっても、フルフラット状態でゆったり寝かせてあげられる←これ重要です)
・カーシートが軽い(2・6キロで2017年で最軽量←他社製品より数百グラム軽い。産後の体につらい車への乗せ下ろしが、ほかのトラベルシステムに比べて多少ラク)
■デメリット■
・カーシートは軽いが、ベビーカーが比較的重い(9・5キロ)(車に一人で載せる機会の多い家庭にはちょっとしんどいかも)
・ベビーカー単体では対面にならない
【お勧めしたい人】
- 3歳くらいまでベビーカーはコレ一台で行きたい
- 自宅からのお散歩が多い
- ベビーカーでお買い物することが多そう
- 車移動は週数回なので、ベビーカーを車に上げ下ろしする際、9・5キロという重さは苦にならない
- しっかりした構造のベビーカーがほしい
育休中、散歩より車移動の方が多い人に勧め ジョイー Joie エア トラベルシステム ジュバ
★メリット★
・値段が安い…!
・荷物がたくさん乗っけられる(通常18キロ。後輪を上げた状態だと最大30リットルも。買い物時などにとっても助かる!)
・ベビーカーが軽め(4.5キロ)
・フルフラットに近い状態になる(1歳以降もベビーカーにのっている途中でお昼寝してしまっても、フルフラット状態でゆったり寝かせてあげられる←これ重要です)
・カーシートが軽め(2・9キロ)(←産後の体につらい車への乗せ下ろしが、ほかのトラベルシステムに比べてラク!)
■デメリット■
・ベビーカー単体では対面にならない
・専用レインカバーなどがない(←専用じゃないものをつけるのは、ちょっと使いづらいです)
【お勧めしたい人】
- とにかく安くトラベルシステムを手に入れたい
- 産後、母一人で車で移動することが多いが、出先でベビーカーでの移動はさほど多くない
- 1歳過ぎたら対面式のベビーカーも購入するなど、「2つ使い」も視野に入れている
電車の移動も車の移動もお散歩も楽しみたい人にお勧め コンビ ベビーカー F2 plus トラベルシステム
★メリット★
・ベビーカーが超軽量(3・9キロ)
・ベビーカーを2個、横にジョイントをつけることで簡単に双子用にも使用可能。
・ベビーカーがハイシート
■デメリット■
・カーシートが重め(3・4キロ)
・対面にならない
【お勧めしたい人】
- 車で移動することが多いが、出先でベビーカーでの移動もけっこう多い
- 1歳過ぎたら対面式のベビーカーも購入するなど、「2つ使い」も視野に入れている
- 年子などで2人目を考えている/双子である
あなたと、あなたの赤ちゃんのライフスタイルに合うものはどれでしょう?
あなたの育児ライフを応援しています…!
心と体から育児を楽にしていく無料メルマガはこちら↓あなたがこの科学情報を知っているのと知らないのとではお子さんの人生が変わるかも!