夏休み明け2学期始業式「登校したくない」と向き合うための親の準備

夏休があと10日で終わります。

9月の始業式前後には子どもの自殺者が全国で出る時期でもあります。

不登校が始まりやすい時期でもあります。

あなたのお子さんの現在の生活リズム、昼夜逆転になっていませんか?

不登校の原因のトップは「無気力」

「不登校」は、いじめや教師との不和、家庭不和など文部科学省もたくさん原因を分析しています。

ですが、「いじめ」が原因の不登校は、実は11%。

この2倍以上、そしてトップを占めるのが「無気力」なのです(文部科学省平成28年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果)。

もちろん、学業不振やいじめ、家庭での不和など、2位以下の主要要因とも合わさっている場合も多いかと思います。

でも、生活リズムが整っていないため、昼夜逆転などで朝起きられない子が非常に多くなっているようです。

中学に入学後の不登校が突出して多かった小学校で、生活リズムを整えた結果、中学入学後の不登校者が激減したという事例もあるくらいです。(睡眠不足の子ども、不登校の危険…早寝早起き指導 ←なかむらの古巣)

夜更かしを一日で元に戻すのは超大変!

赤ちゃんの頃から夜11時にならないと眠れない、朝は9時すぎまで寝ている…といったお子さんの場合は早めにリズムを学校モードに戻していってあげましょう。

繰り返し、このブログではお伝えしていますが、一日の起床・睡眠リズムをつくる体内の「概日リズム」は2歳までの間にだいたい決まってしまいます。

ですから、このころ、お子さんはどんな生活をしていたか?

ちょっと振り返ってみて下さいね。

赤ちゃんのころ、お子さんが夜更かしモードで、夏休みになって朝の起床時間も大幅に遅れている場合は、ちょっと早めに早起きモードに直してあげて下さい。

前日まで朝10時に起きていたのに、始業式の日に急に7時に起こして8時までに登校→授業といった状態にもっていくのは、お子さんにとっては精神的・肉体的にも負担が大きいことでしょうから。

夕食の時間をはやめ、夜はテレビを消す、しっかりと朝食を食べさせるといった工夫をして、じわじわ、早寝早起きモードに戻していってあげて下さいね。

生活リズムが整ったのに、学校に行きたがらない場合は…

早寝早起きのリズムを取り戻しても、まだ学校に行きたがらない場合は、ほかの原因が大きいかと思います。

ゆっくりじっくり、お子さんを観察して、学校生活を楽しめているか?考えて下さいね。

それについては昨年の記事も読んでみて下さいね☟

子どもの新学期の不安を受け入れよう

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