自分のお産の振り返りは、何度してもよいものなんですね。
頭ではなんとなく、わかっていたけれど、
実際にすると、ほんとうに違います。
人生が洗濯されたような感じです。
そして、しあわせな話もつらい話も、誰かのお産の話を聞くのも、
ほんとうに、互いに心が通い合うような不思議で豊かな感覚になります。
実は昨日、6月1日(水)のシンプル育児カフェお産の振り返り編のミーティングでした。
初対面同士の人も以前から知り合いだった人もいたのに
お産のこと、子育てのこと。いろいろな話や思いが次から次へ出てきます。
全員ずっと前から知り合いみたい。
もう、このメンバーなら、
なんだってできる気がしてきました。
そして最後は、セルフバースレビュー。
今回は何も書かないまま
メンバーがそれぞれ封筒に入れた便箋を
なかむらが、そっとなでさせてもらいました。
「で、結局、セルフバースレビューって
どんなもの?」って言ってた人たちも。
それだけで。
「あれ?」
「ん?」
「なんか、
いいこともつらいことも
全部うけいれてもらった感じ?」
という声。
「これ、よかったら、
パートナーや実の親とかに、中身のことを言わずに
何でもいいから撫でてもらえると…」
というと、
「絶対に無理!」
即答がありました。
そして、ちょっと時間をおいて同じ人が
「でも、撫でてもらったら、泣くなー」。
それが、本音ですね。
お産への気持ちを封筒にいれて人になでてもらう。
それだけで、心が楽になる。
面白いですが、
それくらい、
お産はデリケートな記憶っていうことなんですよね。
そして、私自身も自分のお産について、
まだまだ、わだかまりが思い切りのこっていることに気づいたんです!
産後すぐに助産師さんとバースレビューをした3人目のお産。わだかまり消えているはずでした。
でも。
陣痛促進剤を4日間受けつづけてその時、ずっと聴いてたCDアルバムに
この2年近く、いっさい手を触れていない!!!
キャー。。。
その事実を自分で理解しただけでも、「ああ、しんどかったんだなあ」と自分を認められたんですね。
すると、さーっと、視界が開ける。
それが、「お産の振り返り」の面白いところです。