産んですぐ「かわいい」と思えなくても大丈夫
長い妊娠期間を終えて、ようやく分娩!
そして…対面した赤ちゃんは、にゅるにゅる。しわくちゃ。
ちっちゃくて、生ぬるくて、壊れそう…。
「こわい」
「どうしよう…」
幸せな妊娠期間だったはずなのに、なぜ?
ずっとお顔を見たかったはずなのに、なぜ?
産まれてすぐに「かわいい!」と思えるはずだったのに、なぜ?
そんな風に感じたお母さんたち、少なくないのでは?
4人目の出産ですら「かわいい!」とならなかった
私は、1人目の時はもちろん、4人目の時も、ピンときませんでした。
さすがに、4人目となると、産んだら即、「食べてしまいたい!私の赤ちゃん!」とメロメロになるのかなと期待していたんです。
母子の愛着を形成する愛情ホルモン「オキシトシン」について色々と講座をしたりしている私ですから、お産もオキシトシン分泌全開になるように頑張ってるわけですよ。
なのに、不思議です。ピンとこなかったんです。
分娩後、助産師さんが赤ん坊を検査につれて行って帰ってくると
「あれ?ほんとにこの子、私の赤ちゃんなのかな?」と思ったくらいです。
「まさか、取り違えられたんじゃ…」なんて不安がよぎるほど、ピンとこなかったんです。
自分でも、驚きでした。
でも、よくよく考えると、これは不思議なことではないのです。
不安に思わなくても大丈夫。赤ん坊への愛情は次第に深まるもの
分娩後、あなたが赤ちゃんを初めて抱っこしたときが、顔と顔、皮膚と皮膚を合わせあう「スタート」。
だって、スタート地点にいるんだから、「かわいい」って思えなくても大丈夫です。
ここから「かわいい」と思う気持ちを積み重ねていけば良いのです。
なぜなら、赤ちゃんのことを「かわいい!愛おしい!」という感情は、愛情ホルモンと呼ばれる化学物質「オキシトシン」によって支配されていると言っても過言ではないからです。
オキシトシンは、あなたが赤ちゃんと皮膚と皮膚で触れ合い、皮膚の温もり、皮膚のぷよぷよを感じたとき、
赤ちゃんを見つめる時。匂いを嗅いだ時。授乳するときなどに、あなたの体の中で分泌されます。
このオキシトシン分泌の積み重ねが、あなたの脳と心を「かわいい!」という強い感情へとつき動かしていくのです。
赤ちゃんとあなたが触れ合う回数が積み重なるほど、
オキシトシンが分泌され、あなたの心を赤ちゃんへと向かわせるように働きます。
だから、オキシトシンの分泌に着目した生活をしていれば、
遠からず、「かわいい」と思えるようになるでしょう。
だいじょうぶ。「かわいい」って思えなくても、自分を責める必要何かないんです。
どうぞ、安心してください。
2週間後にはメロメロになったわたし
「取り違えられた?」と思うほど、4人目の赤ん坊にピンとこなかったわたし。
最初にやられた!かわいい!キュン!となったのは、産んでから2日たって、まだ新生児油脂の残る頭のにおいをかいだ時。練乳のような、甘い、甘い香りがしました。
オキシトシンを意識した生活を続けていくと、2週間後には「かわいくて、かわいくて仕方ない」というレベルになりました。
見つめる、触る、匂いを嗅ぐ、世話をする…この積み重ねで、私の中でのオキシトシン分泌が促されたのでしょう。
4か月目の今は、本当に「食べてしまいたいくらい」かわいくって、よく彼の肩やお腹を甘噛みしています(笑)
赤ん坊も、よく笑い、良く寝てくれて、私のことは、うっとり、にっこりと見つめてくれます。
(ちなみに、長男は「かわいい!」と思えるまでに何年もかかりました。今もその途上で、オキシトシン分泌を頑張っているところです!)
なかむらは、どうして短期間で「ピンとこない」から「メロメロ」に変わったのか?
長くなったので、次回は、
その「オキシトシン分泌を促す新生児との生活」について考えてみましょう。
http://mothering-press.info/9%E6%9C%88%E3%81%AE%E5%B0%91%E4%BA%BA%E6%95%B0%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97%E6%97%A5%E7%A8%8B%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89/↓なかむらの講座を受けられた方の「その後」が分かります
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