ヒミツの入院出産準備品③「封筒と便箋」

その後の育児をラクにする出産準備品3選

  1. トッポンチーノ
  2. ガムテープ
  3. 封筒と便箋

さて3つ目の「 封筒と便箋 」をご紹介しましょう。

え、誰かにお手紙を書くの????

いえいえ、違いますよー!

 

■■目次■■

①入院中にする「バースレビュー」の効果は最大

②バースレビューを行っている施設は非常に少ない

③やってもらえないなら、自分でやろうバースレビュー。

入院中にするバースレビューの効果は最大

「バースプラン」をご存知の方、やったことのある方は多いでしょう。

でも、「バースレビュー」ってご存知ですか?

お産の振り返り」をすることです。

産後48時間以内に、担当してくれた信頼できる助産師さんと

お産を一緒に振り替えること

所要時間は15~20分間ですみますが、

大きな効果を生むといわれています。

「あの時は、痛かった」

「このときの処置は、こうだった」

など、つらかった思い、

処置への疑問なども早期に解消しておくことで

お産のわだかまりが消えていきます。

すると、子どもへの愛着がわきやすくなり、

母子関係がさらに良好になるという研究報告がたくさんあります。

 

バースレビューを行っている医療施設は非常に少ない

しかし、残念ながら、

「バースレビュー」を出産した病院・クリニック等でしたことのある経産婦さんは

非常に少ないです。

なかむらの講座でも「やったことある」という方は1~2人です。

初産の方は、これからお産する施設ではどうでしょう?

経産婦さんは、あなたがお産した施設では、どうだったでしょうか?

なかむらも、3回の出産のうち、ちゃんと受けられたのは、大学病院での1回。

残り2回の一般クリニックでは、紙だけ手渡されました(院長は元某国立大病院教授なんですが)

現状の産科の現場では、助産師さんが非常に少なく、

しかも「バースレビュー」には診療報酬などもありませんので、

産科からしたら、はっきり言って、

単なるボランティアとか、無料サービスですよね。

よほど意識の高い施設でない限り、やっていません。

というか、助産師さんたちの本音は「やりたくてもできない」。

でも、母子関係にとってとってもだいじなだいじなバースレビュー。

やってもらえないなら、自分でやろうバースレビュー

それが、なかむらが考案した「セルフバースレビュー」です。

産後何年たっても効果は高いです。

(実際、なかむらの講座では産後10年以上たった方からも、高い効果を実感する声をいくつもいただいています)

けれど、やはり、産後すぐにわだかまりなどは取っておくに越したことはありません。

その後がずいぶん楽になります。

長くなりましたので、

産後入院向けのセルフバースレビューの簡単な手順は、また次回へ。

 

待ちきれない方は↓こちらをどうぞ。

「セルフ・バースレビュー」って?①

なかむら考案の「セルフバースレビュー」の記事一覧はこちらへ

<2017.2.10更新>

 

連載初回、総合案内の記事はこちらへ

連載2回目「トッポンチーノ」はこちらへ

連載3回目「ガムテープ」はこちらへ

科学ジャーナリストなかむらあけみのプロフィール

子どもとあなたが劇的に変わる愛情ホルモン「オキシトシン」の話はこちら

産後クライシスの解決についてはこちら

なかむらの講演・ワークショップ情報はこちら

 

 

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