コロナ明け、子が登校をしぶる本当の理由。親が変わると改善する?

primary school with covid-19

 

新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言が解除されました。休校していた学校も本格的な登校が始まりました。ほっと安堵の声のいっぽうで、次第に子どもたちの様子がおかしいと気付き始めた親御さんもいます。
子どもたちは長く休講期間が続いたため、復帰に時間がかかっているのです。

子どもたちは、「不安定な気持ちを親がどう受け止めてくれるか?」
いつも、考えています。
実はあなたの態度次第で、彼らの気持ちは大きく変わるのです。

親は気づいていませんが、子どもにとっては、親の態度は、死活問題。なぜ、子どもはイライラしているのか?
学校へ行きたがらないのか?
お子さんの置かれている環境を理解していくと、あなたの解決策が見えてきます。
当ページは、お子さんの笑顔を取り戻すヒントを、科学的根拠に基づき、ピンポイントでお伝えしています。

確実にお子さんとの関係を変えるヒントがあります。

目次

1 生活習慣の立て直しだけで、子どもは心身に負担
・計3ヶ月も休んでいた子どもたちは「過去最長」の休校期間。
・生活習慣の立て直しだけでも、子どもは不安定
・「不登校の原因の1位は朝起きられない」

2 普段と全く違ってしまった学校生活も、子どもは心身の負担
・学校でも子どもたちはまだ緊急事態が続いている
・学習内容13か月分を9か月で行う、詰め込みの駆け足授業
・大きな声を出せない授業
・一日10回以上の手洗い励行
・休み時間も友達と自由に話せない学校も

3 お互い荒れている心で友達関係もギスギスに。
・3か月の休校中、クラスメイトはどんな生活をしてきたか?
・ストレスを家庭で出せない子どもは、学校で発散する
・対処に明け暮れる小学校教諭たち

4 家庭でできる12の対策

まとめ

1 生活習慣の立て直しだけで、子どもは心身に負担

概日リズムを整えるのが日光

想像してみてください。ご自身が同じ状況に置かれたら。あなたは3ヶ月もの長期にわたる休暇を終えて、急にフルタイムで働く状態になります。しかも、今までもよりも過密スケジュール。ついていけるでしょうか?

3か月の休校明けの子どもたちは今、その状態です。

・計3ヶ月も休んでいた子どもたちは「過去最長」の休校期間。

 2月28日の全国公立校への一斉休校要請。3月1日から子どもたちはほぼ3ヶ月にわたって学校休んだことになります。この間、外への外出は、制限されていました。

ですから、早朝の太陽に当たることがなく、自然な「概日リズム」が整っていないお子さんが多いでしょう。

太陽の光を浴びて、人は体調を整えます。けれど、深夜の就寝、ゲーム漬けでの屋内生活が続いた結果、成長期の子ども達のホルモンバランスは、狂いがちになっているはずです。

通常、自由の利く長期休暇は、主に夏休みのわずか40日。けれど今回の休校措置は約3ヶ月に渡りました。2倍以上です。

・「不登校の原因の1位は朝起きられない」

sleepy boy

文部科学省の調査によると、夏休み明けに不登校になる子は、とても多いことが分かっています。生活習慣の乱れも大きな原因でしょう。ちなみに、不登校の原因のトップを占めるのが「無気力」。これが2割超なのです。「いじめ」が原因の不登校はその半分なのです。

回復までには相当の時間がかかると思われます。

3ヶ月にわたって生活が乱れ、起きる時間や寝る時間が大幅に遅くなった子どもたち。彼らにとって、急に朝8時半からのハイスピードの授業について来いと言うのが、そもそも酷な話だったのです。

(なお、シンプル育児研究所は、2020年3月当初からこの事態を予想していました(電子書籍「新型コロナを子どもと乗り切る 親子の安心サバイバルBOOK」参照)。「休校期間中も必ず同じ生活リズムで普段と暮らしてください、そうしないと子どもたちは休校明けにパンクします」と予告していました。予測通りです)

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・生活習慣の立て直しが必須。これは「コロナのせい」。子どものせいではない。

ですから、今、子どもたちを「だらしない」と怒っても仕方ありません。子どもたちが家庭で見せるダラダラした態度は、子どもたちだけのせいではありません。

子どもたちが自立できないせいだけでもありません。生活習慣を整えることが、どうしても、現代の弱い家庭力の元に発生したコロナ禍では、できなかったのです。これはあなたのせいでも、お子さんのせいでもない。

ですから、これから、家庭として親として、あなたは何をしていけばよいでしょうか?そこから出発しましょう。

 2 普段と全く違ってしまった学校生活も、子どもは心身の負担

続きます(1/3)

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