家庭で、乳幼児をみていると、煮詰まりますよね。
「トイレに行くのが唯一のひとり時間。
そのトイレでさえ、子どもが追いすがってくる。
もう何か月も、ひとりで外出できてない。
大人の女性として、
一人で、思い通りに歩けたのっていつだったろう?
胸が苦しくて、泣きたいけど泣けなくなってしまった…」
そんなとき、わたしもありました。
家出したこともあります。
介護では「レスパイトケア」といって介護者が休暇・休憩をとることが大事だという考え方がきちんと確立しています。
同じように、24時間休みなし…育児中の母親も、レスパイトケアが必要。
赤ちゃん育児中の母たちが週2回以上、頻繁に一人時間を取る方法、このページでは提案しています。
執筆者:なかむらあけみ(科学ジャーナリスト 4児の母)
1人目出産の際、科学情報のプロでも正しい育児情報が判別できず、混乱した経験から、科学的で「育児の土台」となるシンプルな育児情報を広める活動を行う。各国の科学論文等から”幸せな育児にとって欠かすことのできない3要素”をまとめる。医療関係者等も聴講する講演の参加満足度は過去4年間、98%。
4人育児でも週2回以上、1人時間がとれる3つのコツ
筆者の私は4人育児中。8年の試行錯誤の末、編み出したのが誰に負担をかけることなく、罪悪感なく、一人時間を取るコツでした。
その結果、「4人育児中でも、週2回計4時間以上、一人時間を取る」という状態がなんなく続いています。
新生児を抱えた4人育児を乗り切ることができたのは、このコツを編み出していたからですね。
惜しみなく、あなたにシェアしたいと思います。あなたが笑顔で子育てできるお手伝いになれば…。
まずは体験談のエッセイ、よかったらご一読くださいね(西宮子育てネットワーク通信2017年9月号)↓↓↓
2人目育児をしていたあの頃。ある朝、家族に何も言わず、家を飛び出した
あの日、何も言わずに家を飛び出しました。
午前7時30分。
家を飛び出す前、何があったのか覚えていません。
たぶん何もなかったんだと思います。
だけと急にどうしようもなく一人になりたかったんです。
2歳の長男と生後5か月の息子、そして出勤まであと20分の夫を残した「家出」でした。
育児ストレスの中 一人で歩く自由を実感
財布だけを持って、ただひたすらてくてく歩く。歩く。歩く。歩く。
「あぁ、ひとりだけで歩いたのっていつぶりだろう?」
「ひとりで歩くって、なんて気持ちいいんだろう?」
そんな風に開放感を感じながら、自動販売機で、缶コーヒーを買いました。
そして、小学校校庭の時計が見える道路わきのベンチに座って一口。
授乳で控えていたコーヒー。
――あぁ、なんて美味しいんだろう。
結局、夫の出勤ギリギリの午前7時50分に帰宅。夫も何も聞かずに「いってきます」といつも通りの朝でした。
その日以来、こまめに1人時間を取ることの重要性を夫婦で認識するようになっていきました。
子育て中 頑張りすぎると苦しくなる
子育て中って、本当にストイックな日々ですよね。
気づいたら、苦しくて苦しくてたまらなくなりますよね。
今は、子どもたちは4人に増え、ひとりはまだまだ赤ん坊。
以前よりも目まぐるしい日々です。
けれど、毎日楽しくて、以前のように苦しくなることはありません。
なぜでしょうか?
それは1人時間を上手に取っているから。
4人も子育てしていて、1人時間なんて以前よりも取りにくいはずですが、工夫すれば何とかなるもの。ご紹介しますね。
育児中の母の1人時間は、ラクに、こまめに
なかむら家の、母親1人時間の取り方バリエーションをご紹介しますね。
➀週末か平日の夜
夫が在宅時、子どもが就寝した20時半以降(我が家は赤子は午後7時半、2歳児は8時、上2人は8時半に就寝)。
22時まで開いているショッピングモールでお買い物。
23時まで開いている同じモールの巨大スーパーで食料品も買い込む。
それ以外の場合は、深夜まで開いている、こだわりのcaféかスタバ。
西宮時代は、深夜まで開いているスターバックス鞍掛店によく通っていましたよ。
②週末早朝
早朝6時前の赤子の授乳後、夫や子どもたちが起きる前に出かける。
朝ごはんはグラノーラやパンをテーブルに準備しているので、起きてきたら自分たちで食べられます。
朝6時から開いているこだわり珈琲のCaféで豪華モーニングか、
散歩して緑深い公園の木陰で、珈琲と取って置きのお菓子で読書等。
③週末の子どものお昼寝タイム
外遊びをたっぷりして、夫も子どももお昼寝。そんな時間にわたしはカフェタイムでゆっくり。疲れて眠くなったりもしますが、そこは夜、一緒に寝落ちしたり、赤ちゃんとのお昼寝で補ったりします。
もちろん、昼間に出かけることもありますが、家族に負担が大きいので毎週というわけにはいきません。
夫にも子どもにも負担の少ないこの方法で、非常にこまめに(←ここ重要!)1人時間をとっています(いずれかの方法で週2回以上)。
育児中「保育の質」を保ち、さらに高めるためには、保育者の休憩は必須。
「赤ちゃんが可愛くない」「子どもが可愛くない」から愛が深まるために
プロの保育士でも、保育の質を保つためには、休憩が必須なのです。
母親も同じ。
だから、あなたの1人時間も、必須なのです。
自分のためだけじゃない、家族のためでもあります。
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夜泣きにさよなら 赤ちゃんが自分の力で朝まで眠る!7Step寝かしつけ
赤ちゃんの睡眠が安定しないと、母さん父さんもつらいですよね。ただでさえ育児に追われて疲れているうえに、寝不足も重なると本当に逃げ出したくなってしまいます。 赤ちゃんにとっても睡眠不足が続くと、日中のご機嫌にも影響します。昼夜逆転が何か月も続くような場合は、発達にも影響が出てしまいます。 …