赤ちゃんの自分で眠る力で「朝まで睡眠7ステップ」<寝かしつけ特集②>

夜よく眠る子は、実は昼もよく眠り、親の自由時間を増やしてくれる

赤ちゃんの睡眠が安定しないと、母さん父さんもつらいですよね。

ただでさえ育児に追われて疲れているうえに、寝不足も重なると本当に逃げ出したくなってしまいます。

赤ちゃんにとっても睡眠不足が続くと、日中のご機嫌にも影響します。

「昼間に寝すぎると、夜寝なくなるから昼寝はあまりさせない方がいい」という話がよくあります。

わたしは長男の育児の最初のころ、これを信じて昼寝を早めに切り上げようとした時期もありました。でも、昼寝を削ったからと言ってその分、夜眠る時間が増える、起きる間隔が短くなる、といったことはありませんでした。。。

たぶん、これは適切な睡眠習慣がついていない子のお話。

適切な睡眠習慣がついていると「夜、よく眠る子は昼寝もたっぷりする」んです。

実は夜、たっぷり眠らせておくと、昼間もぐっすり眠ってくれます。

ということは、親も昼間の自由時間が増えて、超ラク!となるわけですね。

4人でチャレンジしてきましたが、睡眠リズムがうまくいって夜、よく眠ってくれる時期は昼寝もたっぷりしてくれます。逆に私が疲れてしまい、うまくリズムをつけてあげられていない時期は、昼寝も短い…。そしてわたしも休む暇がなくなり、悪循環ということになっていました。

だから、夜の寝かしつけを親が頑張ることは、生活リズムをすべて順調にするために最重要のことなんです!

(そのためには、親の体力が必要!だから昼寝や早寝早起きで体力を温存するのが、最初のステップですからね!

前回は赤ちゃんの寝かしつけの黄金ルールをお伝えしました。

①親も昼寝、早寝早起きをする

②おなじ時間に、同じベッドで寝かせる

③朝日をあびさせる

③おっぱい、抱っこでねかしつけない

最初に睡眠スケジュールの立て直し方をお知らせした方がいいかもしれませんが、ここはあえて今夜から即効性のある各論から入っていきましょう。睡眠スケジュールは3回目にお伝えしますね。

シンプル育児式 最強の寝かしつけ特集②◆目次◆

1)母たちの悩み!赤ちゃんの夜泣きの理由
   ①ストレス性の「夜泣き」
   ②睡眠リズム性の「夜泣き」
2)おっぱい・抱っこの寝かしつけは楽だけど、トータルで見ると苦行
   ・添い乳の寝かしつけで3年間も睡眠不足
   ・添い乳をやめると、朝まで眠る!

3)「自分で眠りにつく力」を育てる、シンプル育児式「朝まで睡眠7ステップ」
 
   ① おふろにはいる
   ②「ねむい」のサインのまえにベッド
   ③ ベッドは電気を消しておく
   ④ 背中スイッチ作動をふせぐ
   ⑤ トントンなどの入眠儀式
   ⑥ ひたすら待つ。入眠で泣かせるのは「虐待」ではない
   ⑥ ひたすら、⑤⑥をつづける

母たちの悩み!赤ちゃんの夜泣きの理由

「夜泣き」には2種類あります。多くの本、サイトでは両者を明確に定義しないまま話を進めています。2種類の対処法は全く別。シンプル育児式寝かしつけ法は、まず、ここで言葉を定義しておきますね。

①「ストレス性の夜泣き」

症状:環境から受けるストレスが溜まって、火のついたように泣き続け、何をしても泣き止まない

原因A(短期的):日中、人混みの中に行って興奮した/眠りたいときに眠ることができなかった/非常に怖い思いをした/生活環境が、騒音などストレスの多い状態である…

原因B(長期的):主たる養育者が、極度のストレスにさらされている。

原因Aの場合は、夜は、背中を強めにパタパタパタと両手でタッピングするのが一番良いかと思います。なんとか夜をやり過ごしたら、ひたすら日中に、いつも通りの生活リズムで、落ち着いた環境ですごさせてあげてください。たっぷり抱っこしたり、オキシトシン・マッサージをはじめ肌と肌で触れ合ってください。赤ちゃんが安心すれば数日以内に収まるでしょう。けれど、この短期的夜泣きの時に「夜中に車で運転してチャイルドシートで寝かせる」など間違った寝かしつけ方法を癖づけしてしまうと、そのあと毎晩、深夜に車を走らせるはめになるので注意してください。

原因Bの場合は、きっともう、親御さんが頑張りすぎなんです。母さん父さんのストレスができるだけ軽くなるよう、親類や行政のサービスをはじめ、とにかく誰かの手を借りてください。「誰かに助けを求めること」は実は、育児で最大級に重要なスキルです。場合によっては産後うつかもしれません。今すぐ、「一人で頑張らないこと」を目指してください。そして余裕ができたら、オキシトシン・マッサージなど肌と肌の触れ合い、目と目で見つめ合う触れ合いをお勧めします。 お子さんの情緒が安定したら、きっと夜泣きも落ち着いてくることでしょう。

②「睡眠リズム性の夜泣き」

症状:夜に1~3時間ごとに起きて泣く。おっぱいを飲んだりするとすぐに眠る。

対象A)生後3か月未満と生後4~5か月以降でも体重が軽めの赤ちゃん:空腹で起きているので、おっぱい/ミルクを飲ませてあげて下さい。

対象B)生後4~5か月以降で順調に成長曲線の中央より上を行っている赤ちゃん:お腹はだいぶ満たされていますが、起きているのは空腹というよりも、「自分で眠りにつく力」を発揮していないからです。

この対象B「生後4~5か月以降で順調に成長曲線の中央より上を行っている赤ちゃん」に対しての対処方法は「おっぱい、抱っこで寝かさない。入眠の時の方法を変える」です。この☟の項目をよく読んでくださいね。

2)おっぱい・抱っこの寝かしつけは楽だけど、トータルで見ると苦行

おっぱい/ミルクを飲ませながら寝かせると、すぐに眠ってくれて楽ですよね。泣かせる必要もありません。

でも、その結果、赤ちゃんは夜中に何度も起きて、あなたにおっぱい/ミルクを求めることになるのです。

添い乳の寝かしつけが原因で、3年間も睡眠不足

なかむらは上の子2人は添い乳で寝かせていました。わたしも横になるだけで楽だし、すぐに眠ってくれるので3年ほどずっと添い乳生活を続けておりました。

が、見事に二人とも夜間授乳を続けていた間は3時間ごとに起きていました。

必然的にわたしも3時間ごとに起こされるわけです。3年間も、3時間以上、連続で眠ることができなかったわけです。いつも睡眠不足でイライラしていました。

添い乳をやめると、朝まで眠る!

しかし、卒乳したとたん、長男も次男も3日以内で朝まで10時間も連続で眠ってくれるようになったのです。睡眠のことをよく理解していなかった当時は、この事象がとても不思議でした。

寝かしつけ方法を改めた3番目と4番目は生後3か月頃から、7~8時間、連続で眠ってくれていました。長男、次男の時とQOL(生活の質)は雲泥の差!

前回も説明しましたが、ヒトは睡眠中、「深い眠り」と「浅い眠り」の波を交互に繰り返します。その眠りの波の長さは人によって異なるようですが、だいたい90分が多いとされているようです。寝かしつけられた赤ちゃんは、いったん深い眠りにつきます。そのあと、浅い眠りを経験して、再び深い眠りにつくのです。

つまり、赤ちゃんは、寝かしつけの方法=「深い眠りに入るための儀式」と認識しています。だから、浅い眠りを経て深い眠りに入るときに、再びおなじ儀式が必要になるのです。寝かしつけを「おっぱい・だっこ」という親の手が必要な方法でやっている場合、深い眠りに入るサイクルのたびに、必ず親が助けてやらねばなりません。

でも、深い眠りに入る儀式を赤ちゃんが自分の手でできているとしたら、親の出番はないのです!

そうなったら、ハッピー!!!!

赤ちゃんも朝までぐっすり眠ります。赤ちゃん自身も、「自分で眠る力」を生かすことができ、睡眠が十分にとれた「ご機嫌のよい赤ちゃん」になります。

だから、「寝かしつけは、おっぱい/抱っこではしない」方がいいのです。

今夜からすぐに使える「朝まで眠る睡眠7ステップ」

では、どうやったら赤ちゃんは、眠りにつけるのでしょうか?

シンプル育児式「7ステップ」にまとめました!

大前提<朝は7時前に起こす>

ステップ① 眠る90分~30分前に、軽くお風呂に入る

ぐっすり眠るためには、入眠の前に、体の「深部温度」(中心部の体温)が低下する必要があります。それを促すのが軽い入浴です。

手足の毛細血管が開くと、血流がそちらに行くので、深部温度が下がって眠りを誘います。

だから、19時~19時半に寝かせるとすると、お風呂のタイミングは17時半~19時がベストかもしれません。

 

手足が冷え切ってしまうと、赤ちゃんは寝つきが非常に悪くなります。だからとにかく、基本的に「手足が温かいうちに」ベッドにつれて行きましょう!

「この日だけはやむなく、お風呂から就寝まで2時間以上かかりそう…」という場合はレッグウォーマーなどを使って冷えないようにしてあげてください。

ステップ② 頭を掻きはじめたら、あくびを数回する、手足が熱い…そんな症状は、「眠い」のサイン。

そのサインを見たら、のんびり放置せずにすぐにベッドへ行く準備をする!

おっぱい/ミルクは、このサインが出る前に十分に飲ませておきましょう。

「ちょっと眠い」という状態で、就寝させるのが一番スムーズです。

「超眠たい!!!!!」になってしまうと、眠すぎてぐずってどうしようもなくなります。

自分の赤ちゃんをよく観察して「おねむのサイン」を見つけましょう。そして眠いと泣きだす前に、必ずベッドにつれて行きましょう!!!!

ステップ③ ベッドはあらかじめ真っ暗にしておく(隣の部屋の明かりも漏れないよう)。いつも同じ部屋で寝かせる

「真っ暗」=「寝る時間」と認識します。逆にいえば、たとえ真夜中であっても、電気のついている時は、「まだ起きてる時間」と認識します。

眠る部屋は、まだ起きている大人の居室の明かりができるだけ漏れないように工夫してくださいね。(参考:ヒミツの出産準備品 ガムテープ

ステップ④ お尻からベッドに寝かせる

ここでは、まだ赤ちゃんが、眠いながらも起きていることが前提です。

頭から寝かせると「モロー反射」などが理由で緊張して、スムーズに眠りに入ることができません。

特に月齢の低い赤ちゃんは、頭から寝かせると「背中スイッチ」が作動してしまいます。

常日ごろからお尻から寝かせる癖をつけておきましょう。

ステップ⑤ トントンする、マッサージする、決まった子守唄を歌う

「うちの赤ちゃんに合う方法」を見つけ出すためには、たくさんバリエーションを知っておいた方がいいですね。

極めつけの方法「呼吸合わせ」についても次回以降でご紹介しましょう!!!

ステップ⑥ 泣いてもひたすら、トントンや子守唄など、寝かしつける大人にとって楽な方法を続ける。30分でも1時間でも粘り続ける。しんどい場合は、お茶や白湯を飲ませてヨシヨシと抱っこして安心させる。そののちお尻からベッドに寝かせる。(寝室の電気は暗いままで)

おっぱいが欲しいなど、泣くのは甘えのポーズ。「かわいそう」と思って泣き続けた1時間後におっぱいをあげてしまう…そんなことを何回か続けると「1時間泣けば、おっぱいくれる」と誤った認識をしてしまうので注意しましょう!

ちなみに、寝かしつけの際に泣かせるのは、虐待ではありません。「自分で眠る力」を助けるために必要な過程です。「泣かせた」と自己嫌悪しなくても大丈夫ですからね。

ステップ⑦ 夜に起きてもStep5、6を、ひたすら続ける。

1時間もなき続けて辛い場合は、お茶を飲ませる、ちょっとだけ抱っこしたり、寝かしつける大人を交代するなど、工夫して見てください。

1週間もこれを続けてみると、赤ちゃんが本来持っている「自分で眠る力」も引き出されてきます。

自分のためだけではなく、赤ちゃんの健やかな成長のために頑張って見てください!
そして、この過程を一人でやろうと思わず、パートナーと一緒に力を合わせてやってみてくださいね。

つらい寝かしつけは卒業!赤ちゃん寝かしつけテク7選<特集③>

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