たった3か月で子どもが劇的に変わる!?

あなたは、いらいらしたとき、どうしてほしいですか?

「なんだか理由が分からないけどイライラする」時って、ありますよね。

そんな時、あなたは、大事なパートナーに、どうしてほしいですか?




何も聞かない、言わないで、あったかいハグ。

そのまま、背中や首筋をマッサージ。

あなたが、落ち着いてきたところで、パートナーは

「あなたががんばってるって知ってる。

いつも見てるよ」とささやく。

 

どうでしょう?

今、じーんとしたあなたへ。

あなたが、パートナーと、

このハグを日常的にしあってたら…♡

想像してみてください。

そもそもの

「なんだか自分も原因が分からないけど、

無性にイライラする」ってこと自体が、

減っていくと思いませんか?

それは、子どもも、同じです。

子どもの反抗には、きっかけがある

子どもや家族の態度って、「目に見えている表情」がすべてではないんですよね。

子どもが「怒ってる」裏には、何かある。

子どもがイライラ落ち着かない裏には、何かある。

でも、それが分からない。

だから「子は意味もなくイライラすることがある」って

「回答」が、子育て業界に飛び回ってる。

まぁ、でも現実に目の前の子どものイライラ、たいへんです。

例えばイヤイヤ期。魔の二歳児。

そして思春期。

それ以外にも、日常的にイライラしてる子ども。

もう、原因を理解しようとしても、

親の方のキャパシティを超えているときもあります。

だから、まぁ、そういうときは、

悩んで頭を抱えるよりも、日ごろから、行動してみませんか。

思春期のイライラ対症療法はオキシトシン

こういう時こそ、

多くのお子さん(※)には、

日々のスキンシップや、まなざしの交換が効いてきます。

子どものイライラ、イヤイヤ、不安を前もって落ち着かせてあげること。

なかむらが強調してる「3Step育児レシピ」の

❶「さわる・みつめる」

❷「ねる・たべる」

❸「お産をふりかえる」

のうち、

特に❶「さわる・みつめる」を日常的に

してあげること。

これは、子どもの態度をじわじわとしかし確実に変化させていきます。

3か月間で思春期の子どもが変わった!?

なかむらの3か月連続講座に、通ってこられた3人のお母さん、Aさん。

二番目のお子さんは気難しく、思春期に入ってイライラしがちだったそうです。

一度怒り出すとたいへんで、「怒りモード」になると気分を変えるのにとても長い時間が必要だったそうです。

怒ってしまって、いったん自室に入ったら30分以上、出てこない。

お母さんも、お子さんの態度に「怖い」と感じることも。

多くの思春期の親が、一度は通ったことがあるのではないでしょうか?

 

講座で「見つめること」が大事だと学んだAさんは、「そういえば、会話するとき、子どもの目を見ていない!」ということに気づかれました。

3Step育児レシピのうち、

3か月間、特に 子どもを❶「みつめる」を意識的にしてくださいました。

特に2番目のお子さんに。

すると、不思議なことに3か月でお子さんのイライラした態度が劇的に変わったとのこと。

怒って自室に入っても、ほんの数分で気分を切り替えられるようになったんですって。

すごい!感動!

思春期の子どもは子ども自身も不安

イライラをぶつけられる親は不安ですが、実は子どもの方がもっと不安。

その不安を誰かに受け止めてほしいのです。

そこで親が不安のあまり、過剰に介入したり、逆に全く突き放したりすると不安は倍増。

つねに「見ているよ」「気にかけているよ」「大事に思っているよ」ということをさりげなく伝えるのは「まなざし」です。

毎日、子どもの目を見て会話していますか?

Aさんのお子さんは、お母さんは自分のことにあまり関心がないと感じていたようでした。

それが目が合うようになって、落ち着いてきたようです。

子どもは「ほしいもの」を手に入れたら、

態度の変化で分かりやすく答えてくれます。

思春期で体がおとなになっていると言え、子どもは子ども。

ほんとに素直で、まっすぐな存在です。

子どもが、心の底からほんとに欲しいものは、

実は、あなたとお子さんの目の前にある

「飴」とか「チョコレート」とか「ゲーム」とか

物理的な存在じゃありません。

子どもが根本的にほしいものは、

大好きな人からの日常的で分かりやすい愛。

このまま、ここに、

自分のありのまま存在していていいという、安心感。

↑ それって頭では分かるけど、実際には、どうしたらいいの?

そんな疑問も聞こえてきそうです。

それは、簡単。

やさしく「触れられる/見つめられる」ことが

そのまま安心感を生みます。

この「さわられる・みつめられる」の刺激が、

愛情ホルモン「オキシトシン」の分泌を促すというメカニズムです。

いったん分泌しはじめると、

お子さんが小さければ小さいほど、オキシトシン感受性が豊かになっていきます。

もちろん、大きくなっても大丈夫。

9歳もすぎると、触れさせてもらいにくくはなっていきますが、

少しずつの「さわる・みつめる」は、徐々に効果を発揮していきます。

やってみる価値はあるかと思いますよー

(ただし思春期はとても敏感な時期。父親が娘をさわるのはお勧めできません…だから「見つめる」が大事なんですね。食事中等、会話をしている時は、子どもの目を見て話してみませんか?)

NHKスペシャル「ニッポンの家族が非常事態? わが子がキレる本当のワケ」(2017年6月10日放送)のまとめ記事はこちら↓

思春期の子どもの脳の変化が分かり、子どもたちの抱える不安がどんなに大きいか、理解が深まります。

 

Nスぺ「わが子がキレる本当のワケ」まとめ

◆◆講演・ワークショップのご案内◆◆

さて、というわけで昨日、無事に今年2016年の講演、ワークショップが終了しました。

毎回、毎回、参加者の方から、あたらしい発見とよろこびを共有させていただいています。

ほんとうにありがたいことに、

東京では?関西では?徳島の次回は?と、方々からご要望をいただくのですが、

なかむらの諸事情により、次回の講座開催は、春以降に考えています。

 

●徳島の方へ

ほぼ確定しているのが来春からの徳島市シビックセンターでの連続講座です。

4月に募集開始となりますので、詳細が決まりましたらブログ等でご報告いたします。

これまたご要望の多いご夫婦対象の講座についても、春以降にできればと考えています。

 

●東京・関西方面のみなさまへ

ご不便をおかけしますが、

拠点が徳島ですのでどうしても徳島開催が中心になります。ごめんなさい。

ブログでもこれから講演でお話している具体的な話を

盛り込んでいきたいとは思っています。

しかし、講演・ワークショップに参加された方のお話を聞いていると、

やはり直接、体験していただく強烈さは、ブログとは比べようがないようです。

実は東京・関西での自力開催も考えていますが、

正直言って、まだまだ知名度低く、集客等に不安があります…。

もちろん、呼んでいただければ参上いたしますので、

講演依頼などありましたら、お気軽にご相談くださいませ。

 

※障害などが理由で神経過敏で触られること自体が苦しいというお子さんもいらっしゃると思います。

 

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