陣痛アプリって便利!と、思っておりました。
長男の時から、こういうの欲しかったなー。
なんて。
4人目の今回は、使う日を心待ちにしながら、
妊娠中期からすでにスマホにダウンロードしておりました。
でも。
実際に陣痛の時に使ってみて、
「これは陣痛記録には、やめといた方がいい!!!」と思ったわけです。
母子の関係、そして陣痛をスムーズに進めていくために…。
そう。
今回は、お産に大事な愛情ホルモン「オキシトシン」という観点からの
なかむら警鐘メッセージです。
■目次■ ① 陣痛アプリの特徴 ② 陣痛アプリの落とし穴 ③ 陣痛を進めるには「暗さ」が大事 ④ 実際に夜の陣痛計測に使ってみたら… ⑤ 夜の陣痛計測は、アナログが確実 ⑥ 昼間の陣痛計測は、心配不要
陣痛アプリの特徴
陣痛アプリは、無料も有料もいろいろ出ていますね。
陣痛が始まったときに「スタート」を押し、
収まったときに「ストップ」を押す。
これだけで陣痛の長さや間隔を勝手に計算してくれる…
とても便利なアプリです。
そう。
痛いとき、混乱しているときに、
「何分間隔か???」と考える余裕などなかなかない!
という妊婦さんには、とても重宝するアプリでしょう。
でもね。
ちょっと待った!
陣痛アプリの落とし穴
科学ジャーナリストである私、なかむらはこうお伝えしました。
「自然な陣痛は、夜~早朝に来ることが多い!(昼間の3倍!)」
となると、
多くの妊婦さんがアプリを使うのは、
「夜~早朝」!
暗い寝室が多いということになります。
暗い寝室で、
ブルーライトの明るいスマホを
たびたび見ないといけません。
暗闇でスマホ画面のアプリを見る…
実は、目には大きな負担になります。
陣痛を進めるには「暗さ」が大事
あなたの陣痛を司るホルモン…
それは愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」です。
オキシトシンがスムーズに分泌されると
陣痛…子宮の収縮が進み、赤ちゃんが押し出されていく力となります。
そして産後は、
あなたと、あなたの赤ちゃんとの絆、愛情を作り出す重要な働きをします。
母乳の出にも影響します。
お産にとっては、根幹とも呼べるほど、重要なホルモンです。
でも。
オキシトシンはとってもデリケート。
明るい場所よりも、暗い所で分泌が進みます。
ブルーライトはお嫌いです。
実際に夜の陣痛計測に使ってみたら…
なかむら、先日、陣痛がやってきて、
ある陣痛アプリを使いました!
真っ暗闇の寝室で。
陣痛が来るたび、スマホを見て「スタート」ボタンを押す。
終わると、再びスマホを見て「ストップ」ボタンを押す。
時間間隔をチェックする…。
真っ暗闇にスマホの明かりが煌々と…。
暗闇に慣れた目は、スマホを見るたび、とても眩しい。
3時半から4時半まで1時間で10回の陣痛(6~7分間隔)。
そのたびごとにスマホのブルーライトを直接、目が浴びます。
しんどい…。
だんだん、目が変な風に冴えていくのが分かります。
体も、変な風に覚醒していく。
結果として、残念ながら陣痛は不発に終わりました。
朝日を浴びると中途半端な陣痛は、
いったんリセットされてしまいます。
だから夜間から早朝、
十分に真っ暗な中で過ごすことが大事なのです。
夜の陣痛計測は、アナログが確実
陣痛…結局、初産の方は特に、
10分おき、5分おきになるまでけっこう時間もかかります。
その間隔の10分って、それなりに時計を見る余裕もあります。
小さな目覚まし時計と、メモ用紙とペンさえあれば、
計算はけっこうすぐにできます。
だって
陣痛アプリみたいに細かく
「何分何秒間隔」まで計る必要なんてありません!
「10~12分かな」
「5~6分かな?」というあいまいな程度で大丈夫ですから。
大事なことは、あなたの陣痛をスムーズに進めること。
お産が近づいた痛みを十分に感じて、
適切なときに病院へ連絡・移動すること。
だから、
細かいことよりも、「だいたい〇分間隔」くらいで大丈夫。
この計算がしんどい…!という方は、
寝ているパートナーを起こして、アプリ代わりに計ってもらえばいいんです。
昼間の陣痛計測は、心配不要
だって、もともと明るい昼間。
オキシトシンに対する、
スマホのブルーライトの影響はそれほどないでしょう。
昼間は、陣痛アプリの使用も神経質にならなくても大丈夫でしょう!
<2017.3.2更新>
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