産後クライシスでも 30秒あれば解決へ!

夫婦って、不思議。

家族って、不思議。

ふれあっていれば、けっこう円満。

ふれあっていないと、なんだかどちらかに不満がたまったりしていく。

 

先日終わったドラマ「逃げ恥」。

最後にひらまささんが

「週1回のハグを復活させましょう。

けんかしたりして気まずくなった後、

どうやってやり直せばいいか

分からないときもあるから」

とみくりさんに、提案していました。

そのとおり!

となかむらは、画面の前で膝を打っておりました。

そう。

触れ合いさえすれば、とけていく心があるんです。

なかむらの産後クライシス対策のワークショップ後のアンケートでも、

9割近くの男性が「妻への愛が深まった/愛がたいへん深まった」と回答してくださっています。

妻の女性の方も、産後、最も欲しかった夫からの「共感」が得られたことで、涙を流す方が多数いらっしゃいます。

なぜなら、産後の妻が最もほしいのは、出産・育児によって大きな負担を背負っていることへの夫からの共感だから。

わずか30秒の触れ合いで、産後クライシス解消へ

ちょうどドラマ「逃げ恥」と前後して

とあるご夫婦の関係が融けていく瞬間に立ち合うことができました。

なかむらの産後クライシス・ワークショップにて。

この日は、約20組のご夫婦の参加してくださいました。

いつもの通り、夫婦で互いをマッサージしあってもらう時間です。

でも、そのご夫婦は、

ずっと1mほど離れた場所にいて、 一定の距離がありました。 どうしてもその「1m」が縮まらない。

縮まらない2人の距離が…

「触ってくださいねー」といっても、夫さんの方は、離れたまま。

妻さんの方は、なんだか切ない表情です。

おや?と思って、

「いえいえ、せっかくの機会なので、ここは、照れくさくても、もう強制的に触ってくださいね。

手のマッサージがしんどかったら、首筋を少し…」

といって、夫さんには、妻さんの首の後ろを触ってもらいました。

指先で、首の後ろをほんの少し。 30秒も触ったころでしょうか。 妻さん、大きな目がうるうるしてきました。

そういう時って、ありますよね。

ほんのちょっとでも触れあいたいけれど、それがかなわない。

ずっとしんどかった。

でも、その少しの触れ合いが、お互いの心を融かしていく。

たとえ、わずか、30秒であっても。

赤くなりながらでしたが、

夫さんもしばらく続けてくださいました。

大丈夫だと思ったところで、わたしはほかのご夫婦のところへ行ったのですが、

そのあと

おふたりは、お互いの手と手をとって、ゆっくりマッサージしあっていました。

ご夫婦にあった「1m」の距離は、 マッサージ後は無くなっていました。

夫婦2人の課題を乗り越えられるのはあなた方2人だけ

ご夫婦に、どういうご事情があるかは、

なかむらはうかがいません。

あくまで、科学ジャーナリストであって、

カウンセラーではありませんから。

ご家族の課題を乗り越えていくのは、ご家族自身。

なかむらが講演やワークショップでしていることは、

子どもや家族についての

愛情ホルモン「オキシトシン」の効果や、

その科学的なメカニズム、

それからどの時期にどうやると効果があるか、

などをお伝えするだけです。

そして、「ふれあう」「みつめあう」の機会を提供し、

オキシトシンの効果を実感してもらうだけ(※)。

 「ふれあう」が再生する2人の絆

実際に大切な人と「ふれあう」ことは、

愛情ホルモン「オキシトシン」の分泌を促します。

そして相手との絆を深めていきます。

その効果は、あなたの想像以上に大きいものです。

(実際に「ブログで読んでるのと、

講演に来るのとでは、強烈さが全然違う」というご感想もいただいています)

そして、「ふれあう」「みつめあう」の継続は、

家族を大きく変えていきます。

逆にいえば、その「ふれあう」「みつめあう」がないと、

いくら同じ屋根の下で「家族」という形をとっていても、

知らないうちにギクシャクしていくことがままあります。

もう新婚さんじゃないから。

もう小さな子どもじゃないから。

いろいろ理由をつけて、逃げていませんか?

ほんとうは「ふれあいたい」「みつめあいたい」のに。

人は愛情ホルモン「オキシトシン」が必要な生き物

人は心と体の安定のために、オキシトシンの分泌が必要です。

だれにとっても

何歳になっても

「ふれあう」「みつめあう」は大事なこと。

「家族」の絆を深めるために、

今日もぜひ、ふれあい、みつめあいましょう。

(※とはいえ、手前味噌ながら、

なかむらが講演などでお伝えしている情報やワークショップは

なかむらが経験のある科学ジャーナリストの目で

多くの文献や科学論文、学会などを見て

吟味してきたオリジナルなもの。

ほかではなかなか手に入りませんので…

はやくたくさんの方にお伝えできるように精進します)

◆シンプル育児研究所の産後クライシスの記事についてはこちら

 

子どもとあなたが劇的に変わる愛情ホルモン「オキシトシン」の話はこちら

科学ジャーナリストなかむらあけみのプロフィール

なかむらの講演・ワークショップ情報はこちら

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