最近の寝かしつけはYouTubeを頼ることが多くなっていますね。
初めての育児、それが特にワンオペなら本当に大変です…。
YouTube等に賢く頼ることも乗り切り術。
ただ、YouTubeでの寝かしつけも、
「寝ない赤ちゃん」と「寝る赤ちゃん」に分かれるようです。
その違いは何でしょう?
YouTubeで寝貸し付けるとき、大事な注意点があります。
YouTubeで寝てくれていたとしても、
その注意点、知りたくありませんか?
現代の利器、賢く使うことで、赤ちゃんの眠りを深めましょう。
※YouTubeやスマホ育児によるデメリットについてはもちろん理解しておられること前提で
今回は、そういった考察はしません。
執筆者:なかむらあけみ(科学ジャーナリスト 4児の母)
1人目出産の際、科学情報のプロでも正しい育児情報が判別できず、混乱した経験から、科学的で「育児の土台」となるシンプルな育児情報を広める活動を行う。各国の科学論文等から”幸せな育児にとって欠かすことのできない3要素”をまとめる。医療関係者等も聴講する講演の参加満足度は過去4年間、98%。
赤ちゃんの寝かしつけにYoutubeを使うときの最重要注意点
目次
1)YouTubeで寝る赤ちゃん、寝ない赤ちゃんの違いとは
2)YouTubeで寝かしつけするメリット
3)YouTubeで寝かしつけするデメリット
4)YouTubeで寝かしつける際の注意点
まとめ
YouTube 寝かしつけで寝る赤ちゃんと、寝ない赤ちゃんの違い
YouTubeの人気寝かしつけ動画を見ていると、
コメント欄には「うちの子はこれでよく寝ます」と書かれている一方で、
同じ動画なのに、「うちの子は全く寝ないどうして?」と悩んでいらっしゃる親御さんもいるようです。
何が違うのでしょうか?
寝かしつけ総計1万回以上、そして多くの寝かしつけパターンの相談を受けててきた経験から、筆者の個人的考察ですが、
Youtube寝かしつけで寝る赤ちゃん、寝ない赤ちゃんの
違いは「入眠儀式への赤ちゃんの理解」ではないでしょうか。
赤ちゃんの安定した眠りには、決まった条件がある
赤ちゃんの安定した眠りのためには、いくつか決まったルールがあります。
・決まった入眠儀式をしていること
・いつも同じ日課で赤ちゃんの体に合ったスケジュールで過ごすこと
・いつも同じような場所、安心できる暗さで眠ること
・赤ちゃん自身が安心していること
YouTubeの音楽で眠ると言う赤ちゃんは、
たまたま上記の条件が当てはまっているのかもしれません。
新生児の頃からYouTubeで寝かしつけは入眠儀式と認識しやすい?
新生児の頃からYouTubeで寝かしつけをしている人は、
欠かさず同じ音楽で、
同じような時間帯で、
同じリズムで寝かしつけている可能性が高いです。
すでに、YouTube以外の環境を入眠儀式として赤ちゃんは認識しているのではないでしょうか。
その場合はYouTubeの動画音でもよく眠るでしょう。
逆に、
毎日バラバラの時間帯に
バラバラの部屋で
決まった入眠儀式もなく、
過ごしてきた赤ちゃんでは、こうはいきません。
急に寝かしつけにYouTubeのオルゴール音楽を導入してもなかなか寝ないのではないでしょうか。
この場合は、まずは、
赤ちゃんの眠りの絶対条件として
いつも同じ場所で
いつも同じ時間に
いつも同じ儀式で眠ることを実行してみてくださいね。
入眠儀式や寝かしつけの関連記事をご覧ください。
YouTubeによる寝かしつけのメリット
お母さん自身が精神的に楽なのが1番のメリットだと思います。
逆に言えば、そこのみにメリットは集中します。
お母さんが精神的に安定していると、赤ちゃんも精神的に安定していきます。
「寝かしつけに、イライラしてしまう」といった状況では、
寝かしつけに電子音やYouTube等を利用するのは、
むしろ、必要なことかもしれません。
何よりも、お母さんが精神的に楽であることが、
赤ちゃんの心の安定、命の安心につながります。
赤ちゃんの安定した眠りは、さらにお母さんの安眠と精神的安定をもたらします。
その理由でYouTubeによる寝かしつけはメリットがあると考えられるでしょう。
ただし、赤ちゃんの健康のためにも、
最下段に記述している「YouTubeで寝かしつける際の絶対的な注意点」についてしっかり読んでおいてくださいね。
YouTubeで寝かしつける際のデメリット
実は、赤ちゃんの眠りが落ち着く音は、
電子的な音よりも、人間の声であると言うことが研究でわかっています。
かといって、当ブログでは「親の声で寝かしつけなければならない」なんていうつもりはありません。お母さんたちは、本当にギリギリのところで頑張っているんですから。
YouTubeで寝かしつけが「入眠儀式」化することも、赤ちゃんにとっては安定的な眠りにつながるでしょう。
ですから、赤ちゃんがYouTubeでうとうとし始めて、
あなた自身に余裕が生まれてきたら、その時にぜひ、
落ち着いた声で声をかけてあげてください。
「一日、ママも、頑張ったんだー」
「あなたも、一日、頑張ったねー」なんて何でもいいです。
もし、赤ちゃんの眠りがさらに安定的になって、
あなた自身の心身が落ち着いた時、
ぜひ、
親の声で優しく耳元で囁くと言うこともしてみてあげてください。
さらに安定した眠りにつながり、
赤ちゃん自身がさらに落ち着き、育てやすい赤ちゃんに成長していくでしょう。
子守唄や歌を歌うのが苦手だったり恥ずかしかったりする場合、
何でもいいのです。
親が「あー」とか「うー」とか「そうねぇ」等、意味のない言葉でも充分大丈夫です。
お母さんの声が赤ちゃんは大好き。
お父さんの声が赤ちゃんは大好きです。
反応していてあげることでも赤ちゃんにとってはそれが入眠儀式になりえます。
YouTubeで寝かしつける際の絶対的な注意点
赤ちゃんの眠りにとっての大敵は光
寝室で、寝かしつけの際にスマホを起動させる際は、
スマホの明かりが一瞬でも、室内を照らさないようにしてください。
赤ちゃんの眠りにとっての大敵は、「夜間の光」です。
暗闇の中でのスマホの明かりは、眠りを強烈に妨害します。
暗闇の中での光は視神経を強く刺激し、
一瞬目に入るだけでも、その夜の「眠りの質」を落とします。
音楽をかける際は、必ずスマホの画面は下にしてください。
上からタオルなどをかぶせるようにしてください。
赤ちゃんが安定して眠れるようにするためには、
是非スマホの光が赤ちゃんの目に入らないように、
タオルの隙間から漏れる明かりすら、
赤ちゃんの目に入らないように心がけてあげてくださいね。
Googleエコーやアレクサで音楽をかける際の注意点
YouTubeだけでなくGoogleエコーやアレクサなどで
オルゴールなどいつも定番の寝かしつけ音楽をかけることもあるかもしれません。
その場合はぜひGoogleエコーアレクサのスイッチの明かりにも配慮してあげてください。
このスイッチの明かり1つで赤ちゃんの眠りを妨げられることがあります。
ガムテープ等を貼ることで明るさが軽減されます。
ぜひ、やってみてくださいね。
まとめ
赤ちゃんの眠りには決まったスケジュールで、決まった「入眠儀式」等が必要です。
この入眠儀式にYouTubeを使う場合は、
ぜひスマホの明かりが赤ちゃんの目に入らないように注意してあげてください。
YouTubeを賢く育児に導入するのも、令和的育児の乗り切り方なのかもしれません。
あなたの心が落ち着くことが、赤ちゃんの心身の安定につながります。
あなたの心が落ち着いて余裕ができたあかつきには、ぜひ、ハミングでもなんでもいいので、眠るときに、あなたの声を聴かせてあげてくださいね。
あなたの心身のゆとりをもたらす、赤ちゃんの寝かしつけ関連記事もどうぞ。