寝かしつけの時間、長いと時間の無駄だと思えてしまいますよね。
本当に、長い。長いと思うときは、本当に長い…!
やりたいことがたくさんあるのに、どんどん無為に時間だけが過ぎていく…。
泣きたくなることもあります。
投げ出したくなることもあります。
ただ、赤ちゃんが、
子どもが眠るだけなのに、
なぜうちの子は、こんなに寝てくれないんだろう?
なぜ私はこんなに簡単なはずのことに手こずっているんだろう?
なぜ私はこの時間を、有効活用できないんだろう?
筆者は4回出産して4人の子を育てています。
ひとり目の時、寝かしつけに1時間もかかって、本当につらかったのを覚えています。
「なぜ私はこんなに無駄に時間を過ごしているんだろう?」
「赤ん坊が寝る、そんなに簡単なことがなぜできないんだろう?」
でも、
4人の赤ん坊を育て、寝かしつけ方法を科学的にも経験的にも試行錯誤した結果、
新生児ですら5~10分の寝かしつけで済むようになりました。
今は元気な3歳児も5分で寝てしまいます。
泣きたい時は、泣いてもいいんです。
大泣きして、泣いて泣いてもいいんです。
泣いたところから、「じゃ、今から何ができるか?」出発点です。
寝かしつけ「時間の無駄」と思うときに即簡単3つの改善策
寝かしつけを時間の無駄だと思う原因についても、分解してきましょう。
寝かしつけの大切さを考えた後は、いっきに寝かしつけ時間を短縮する方法が分かります!
<目次>
1 「寝かしつけを時間の無駄」と考える原因
2 赤ちゃんの人生における「寝かしつけ」の意味
3 「寝かしつけ」時間がかかる原因
4 まとめ
寝かしつけが「時間の無駄」と思う理由は
新生児の赤ちゃんは、24時間を6~8回くらいのサイクルで過ごしています。
もし、寝かしつけに1時間かかるとしたら…1時間×6回=6時間!
1日6~8時間労働をしてきた方にとっては、仕事1日分に匹敵する時間です。
その時間、赤ちゃんと一緒に布団に横になったり、
赤ちゃんをひたすら抱っこしたり…
仕事が大好きで、「初めて触れた赤ちゃんが、自分の子だった」という方は、
「わたしって何をやっているんだろう?」という気になるかもしれません(筆者がそうでした!)
1歳前後くらいになると、寝かしつけをこじらすと、さらに面倒な時間にもなります。
朝の午前睡(8時半ごろに1回眠ります)、そして午睡、夜。
各30分~1時間かかるとしても、やはりそれでも2時間は必要になりますね。
「寝かしつけを時間の無駄」と考える原因は2つあります。
①「寝かしつけ」の時間が持つ意味が分からない。
②必要以上に、寝かしつけに時間がかかっている。
では次の項目からは、この2つの原因を解消することを目指していきましょう。
赤ちゃんの人生における「寝かしつけ」の意味とは
寝かしつけ、実は育児で最重要な時間
実は、赤ちゃんの人生にとって、寝かしつけは最重要なお話になってきます。
「眠り」はあなたの一日の3分の1~4分の1を占めますね。
つまり、あなたの人生の3分の1~4分の1が眠りの時間なのです。
適切な眠りは、ホルモンの分泌を整え、精神的肉体的な安定をもたらします。
赤ちゃん、子どもの「睡眠障害」は
結果的に発達障害的な症状を子どもの性質にもたらすことが最近分かっています。
睡眠のリズム(概日リズム)は2歳ごろまでに決まるということが研究で分かっています。
赤ちゃん時代、子ども時代の生活リズムが、一生のリズムを左右するのです。
ですから、赤ちゃん、子どもを適切に眠らせることは、
育児の中で最重要の仕事なんですね。
親子で安心をもたらすホルモン「オキシトシン」を分泌できる時間
赤ちゃん自身が「寝かしつけ」の時間で何を得ているか?
それは「この世界は、安心してもいい場所だよ」というメッセージ。
あなたの体の温もりや、「子守歌」「トントン」は、
すべて赤ちゃんの人生に「安心」としてたまっていきます。
科学的に言えば、あなたとの肌のふれあい、あなたのトントンは、
赤ちゃんの体に愛情ホルモン「オキシトシン」を分泌させているのです。
オキシトシンの分泌は、赤ちゃんに「幸福感」「安心感」「忍耐力」をもたらしてくれます。
赤ちゃん時代にたくさんオキシトシンが分泌されていると、落ち着いた赤ちゃんに育ちます。
成人した後も、そのオキシトシンへの敏感度(感受性)は、
お子さんをストレスに強くし、レジリエンスも高め、幸せを感じやすくしてくれます。
だから、決して「無駄な時間」ではないんです。
赤ちゃんの一生にとって、最も大切な時間なんです。
「寝かしつけ」に時間がかかる原因
とはいえ、寝かしつけに時間がかかりすぎると、本当につらいです。
泣きたくなったり、投げ出したくなったりします。
あなた自身が寝不足にもなりますよね。。。。
だから、まず、寝かしつけに時間がかかっている原因を探っていきましょう。
以下の項目、心当たりありませんか?
- 寝室、リビングの明かりが蛍光灯
- 夜もテレビをつけながら、スマホを見ながら寝かしつけている
- 1日の生活リズムが、バラバラ(起きる時間、寝る時間、食事の時間等)
- 朝起こすのが午前7時半以降など、遅い
- 朝日を浴びない(または家が西向きで朝日が入らないなど)
- 1日1杯以上ジュースを飲む習慣がある(糖分摂りすぎは眠りを妨げます)
- 入浴後1時間半以上たってから寝かしつけている
- 夜、寝かしつけの時間が10時以降など遅すぎる
寝室、リビングの明かりが蛍光灯の場合、
太陽の光と同じで赤ちゃんにとっては昼間と認識してしまいます。
朝起こす時間が遅すぎる、または夜寝る時間が遅すぎる…これは、赤ちゃんの体のメカニズムに全くあっていない生活です。
ですから当然、寝かしつけには時間がかかってしまいます。
赤ちゃんの本来持つ自然のメカニズムに合った日課で生活させてあげてださい。
寝かしつけを長引かせるトラップ
例えばペットボトル一本のジュース。
大人にとっては大したことがなくても、子どもにとっては、糖分の取りすぎになります。
いつか、私の元に、「子どもの眠りが浅い」と相談に来られた親御さんがいました。
よくよく話を聞いていると、「脱水症状が怖いから、毎日、イオン飲料を飲ませている」。
普通のお茶に変えてみては?と提案したところ、それだけで赤ちゃんも眠れるようになったそうです。
思わぬところに寝かしけのトラップがあるんです。
寝かしつけの方法、考え方については、関連記事を読んで下さいね。
簡単なステップで「赤ちゃんの持つ、自分で眠る力」を育てる方法をお伝えしています。
1回の寝かしつけで10分で眠ってくれるようになると、本当に親もラクです。
そして、子ども自身の体も楽なんですよね。。。
まとめ
「寝かしつけが時間の無駄」とあなたが感じる原因は、
「寝かしつけの意味が分からない」「寝かしつけに時間がかかりすぎる」の2つのどちらかではなかったでしょうか?
寝かしつけは、子どもにとっては安心・幸福の愛情ホルモン「オキシトシン」を分泌する時間。
成長に不可欠な眠りを整え、将来に向けた幸福力を生み出す時間なんですね。
そして、寝かしつけに時間がかかる原因はいくつもあります。
時間がかかる原因は考えもしないところにあるんですね。
少しでもあなたとお子さんの時間が幸せになりますように…!
関連記事では「簡単に寝かしつけられる黄金ルール」などお伝えしています。
ぜひ、
「新生児で1回の寝かしつけに10分」
「生後11か月で朝までグッスリ連続11時間眠る」を実現している
寝かしつけマスターの書いている記事、ご一読ください。
あなたの寝かしつけを劇的に楽にするヒント見つけてください。