「正しい怒り方」に悩む人がするべき唯一のこと、続きです。
「どうしたら、怒鳴らないでいられる?」
「どうしたら、正しく冷静に、子どもを導ける?」
なかむらは、この6年間ほど、そういった類の本をたくさん読んで、そして実践してきました。
知識だけはあります。
そして、知識を持ったおかげで、だいぶ改善してきました。
でも。
根本的な解決にはなってない。
どうしても、子どもに対して大きな声で威嚇してしまう。
先日、「どうしようもなく反省した夜」のことを、少しだけ書きました。
恥をしのんで、その夜の出来事を、もう少し詳しく書きますね。
その日は、長男はずっと何か荒れていました。
(たぶん保育所の大きな行事前等で、落ち着かなかったのでしょう。もう最初の時点から子どもの気持ちを理解していません)
始めは冷静に、でしたが、さすがに何度も何度も繰り返し態度が悪い。
妹を押したか何か、彼が一線を超えた最後。
わたしは思わず、大声と手が出ました。
「どうしてそんなことするの!!!!!!!!(怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒)」
首根っこつかんだ私。
振り払って逃げる長男。
その瞬間、捕まえて、こっちを向かせます。
その時の、長男の顔。
なさけなく、
やるせなく、
口を一文字に結んでいます。
明らかに一線を超えているのは、わたしの方。
でも、その時。
わたしは、心の底で、何を感じていたでしょうか?
正直に書きますね。
「だって、私もこうやって怒られたんだよ!」
「だから、あんたが、こうやって怒られるの、当たり前でしょ!」
客観的に考えると、何が、当たり前なんだろうとは思いますが、
この考えが心の中に当たり前に定着しすぎていたのです。
これは、虐待加害者の心理・論理として、よく例に挙げられるものです。
きっと、「ひどい母親だ」と思われる方は思われるでしょう。
はい。ひどい母親だと思います。
この後、長男ときちんと向き合いますが、それはまた次の記事で。
続きます。(この後をぜひ読んでください)