子育て中の「疲れた」「ひとりになりたい」「笑えない」

なかむらは2013年つまり4年前の今頃、思い切りスランプでした。

「とにかくひとりになりたい」
「つかれた 笑えない」
「子どもをかわいく思えない」

「体が動かない」

その頃、書いたエッセイです。

同じように悩むあなたのためにアップしました。

「助けを求める」

これは育児の中で最も重要なスキルです。

育児で、疲れすぎて、笑えなくなった

 突然ですが、わたしはついこの間までスランプでした。

だいぶ落ち着いたので、こうして原稿を書くことができていますが、

今まで経験した育児ストレスの最大級のものがやってきたのでした。

 始まったのは9月末。

急に長男を見ても次男を見ても「かわいい」と思えなくなったのです。

頭では「ほんの数日前に、可愛いと思っていたのに、その感覚が思い出せない」という状態でした。

そして私自身が笑い方を忘れてしまいました。

…かなり、危ない状態ですね。

母親が向き合えないので、荒れる子どもたち

可愛いと思えないので、ダダをこねられるともうお手上げ。

普段なら長男のダダにもある程度向き合って話ができるのですが、

その時は、ちょっと遠くに移動しないと、私の精神が持たないくらいでした。

母が思うように相手をしてくれないので、子どもたちは余計に荒れます。

さらに私はお手上げ…

負のスパイラルで手がつけられなくなっていきました。

育児ストレスは「自分」を後回しにしすぎたのが原因

原因は八月、九月と知らず知らずいろいろなことで家族のため、人のために忙しくなり、

いつの間にか、自分のための時間が全くなくなってしまっていたからでした。

心がすり減ってしまったのでしょう。

日頃から、母親は自分の時間を持ってください!と言い続けているのに、

その自分が、すっかりそのことをおろそかにしていたのです。

 気が付けば肌も唇もカサカサ。

保湿クリームやリップすら買うことを忘れていました。

髪も伸び放題なのに、美容室に行く精神的余裕もないほど。

けれど、子どもや夫のことは一生懸命やっていました。

このままでは危ない。なんとか出せたSOS

このままでは危ない、と思った私は、なんとか実家の母に頼り、2日ほど家事と育児を手伝いに来てもらいました。

夫には一日、休みを取ってもらいました。

次男は長男と同じ保育園(無認可)に預かってもらいました。

それから1か月。

ようやく、なんとか、人として母として回復しつつあります。

子どもを可愛いと思う気持ちも、無事に回復しました。

今は余裕ができたので、以前よりもかわいく思える気がします。

 もしも、子どもを可愛いと感じる気持ちが消失してしまったあの時、

周りに助けを求められなかったら、今頃私はどうなっていたでしょうか。

想像に難くありません。

「自分」のためのひとり時間は、絶対に大事なこと

誰かのために生きることは素敵。

けれど、自分のためにも時間を確保することだけは絶対に、忘れないでくださいね。

そして、何かあったら、家族でも地域でも行政でも何でも使えるものは使う!というくらいの図々しさを持っていてください。

地の底?を垣間見た私からの切なるメッセージです。

(子育てネットワーク西宮2013年11月号掲載)

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