初めてのお産。陣痛ってどんな痛みでしょうか？
「鼻からスイカを出すみたい」だなんていいますが、果たして本当？
経験しなければ、分からない痛みです。
だけど、初産の妊婦さんなら、絶対に知りたもの。
そして陣痛を経験することのない男性パートナーにも知ってもらいたいもの。
そこで、4回のお産を経験したわたくし。さらに執筆業、表現のプロが陣痛について分かりやすく説明しますね。
- 陣痛ってどんなもの？
- 前駆陣痛と、本当の陣痛の痛みの違い。
- 陣痛の始まりの目安
- 陣痛の痛みの変化(段階によって痛さが違う？？）
- 陣痛の痛みを感じない人もいる？？？
陣痛ってどんな痛み？どれくらい痛い？4人産んだ表現のプロによる描写
胎児を娩出するときに子宮が収縮する際の痛みです。
自然分娩には３段階あります。
この３段階ごとに痛みの質や強さが変わります。
痛みの変化で、分娩の進み具合が自覚できます。
（が、初産の場合はとにかく痛すぎて、何がなんだか分からない。とは思います）
分娩には第Ⅰ期、第Ⅱ期、第Ⅲ期の３つに分かれると定義されています。
特に初産の人にとって気になるのが、第１期ですよね。
どのタイミングで、産院に電話すればよいのか？よく分かりませんよね。
今回は、分娩の痛みを３段階に分けて、未経験の人にも感覚が分かるように表現のプロとして実感できるように説明していきます。
もちろん、個人差はあります。
あくまで、なかむらの体験での話です。
第Ⅰ期…分娩開始～子宮口が全開大（初産婦10～12時間、経産婦5~6時間）
第Ⅱ期…子宮頚部が全開に開いて、胎児が出てくる
第Ⅲ期…胎児が出た後、胎盤が出るまで
どの時点で病院に電話するべき？
前駆陣痛と本物の陣痛って、初めてだと分かりにくいです。
もちろん、おかしいな、これかな？と思ったら。
まさか、違うかも、と思っても、産院に電話して指示を仰いでくださいね。
それが夜中でも早朝でも、間違っても大丈夫。
助産師さんが優しく対応してくれるはずです。
我慢しすぎていたら本当に本物の陣痛で、状態が悪くなる…そんな事態になるよりも、安心です。
本物の陣痛の痛み、はじまりは？
では、前駆陣痛と何が違うか？
もちろん、最初は軽い痛みです。笑っていられるくらいの。
それが次第に、顔つきが変わるくらいの痛みになってきます。
「恐ろしく痛い生理痛」へ。
そして、「いきなり、腹に強烈に差し込む痛さ」がやってくるのが15分間隔くらいの時期でした。
このレベルはもう絶対にすぐ電話しましょう。
２人以上産んでいる経産婦さんは、陣痛の進行が早いです。
このレベルで産院に電話すると場合によっては救急車を呼ぶことになるかもしれません。
10分間隔くらいでは、子宮や腸を開腹しないで雑巾絞りされるようなイメージでしょうか。
この状態になっていたら、絶対に絶対にすぐに病院に電話しましょう。
繰り返しますが、もちろん感じ方に個人差はあります。
陣痛第１期半ばから後半…「生命の危険」を感じるくらいの痛み
さぁ、病院にやってきました。
LDRや陣痛室で娩出の「その時」を待ちます。
この陣痛第一期は、しんどいです。
私の場合は、背骨の付け根に、突如、ボウリング用のボールが出現したようなイメージ。
どう考えても、無理な位置に無理な大きさ、無理な硬さのものがある。
痛すぎて、息もできない。油断すると息が乱れて過呼吸になりそうです。こんな痛みは経験したことがない。
が、
幸いなことに陣痛が素晴らしいのは、延々に続くわけではないということ。
つまり何分かおきに痛みが来る。
何分かは、休めるわけです。
その何分かで呼吸を整えなおし、痛みに備えます。
いえ、練習してできるようなものではないと思いますが、
何時間か痛みと付き合っていくうちに、「逃がし方」が分かってきます。
とにかく体に力を入れないこと。これが一番です。
以前に書きましたが、第１期が終了する前後、強烈な眠気に襲われる人もいます。
わたしもその一人でした。
こんなに痛い痛みの間に、うとうと寝てしまうのです。それも一瞬で熟睡するような気持ちの良い眠気。
このことについて知りたい方は「＜陣痛③＞激・陣痛の途中でうっかり寝ちゃう？それが痛みの山場の目安！」へ。
陣痛第２期は…強烈な、本当に強烈な便秘
陣痛がすすみ、赤ちゃんが賛同をうまい具合に通ってくると、今度は痛みが変化してきます。
お尻の方を、巨大なかたまりが圧迫しているイメージです。
本能的に「出したい！」と感じるくらいの、大きな塊がお尻に詰まっている感覚です。
ここまでくれば、もう後一息。
いきんで出したくなります。すぐにでも。
でも、「まだいきまないで！」と助産師さんたちから言われるでしょうから、頑張って指示に従いましょう。
呼吸を調えながら、
もう、あと一息！
陣痛第三期＝後陣痛は、キツイ生理痛レベルに戻ります。
人によっては、第Ⅲ期…胎児が出た後、胎盤が出るまでがしんどい場合もあるようです。
特に、経産婦さんは初産の人よりも出血や痛みがひどいようです。ご注意下さいね。
陣痛は確かに痛い。痛いけれど、なんとか乗り越えられた
痛みの途中で「おかしいな」と思ったら、かならず助産師さんや医師に訴えましょう。
陣痛中、「もうだめ！」と何度も何度も思います。
だけど、なんとか、なんとか前に進めます。
人生最大級のチャレンジでもあります。
最大級のチャレンジ、きっとあなたなら、乗り越えられます。
パートナーには、この痛みの表現をシェアしてあげて下さい。この表現くらい、もしくはこの表現以上にあなたは痛いんだよ、ということを理解してもらいましょう！
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